肩 甲骨 の 内側 が 痛い。 肩甲骨が痛い!特に呼吸をすると痛い場合の原因は?

肩の痛みの原因とはー症状の種類・考えられる病気・対処法について

肩 甲骨 の 内側 が 痛い

Contents• 今回は肩甲骨、背中のツボを恵比寿整体院がご紹介いたします。 背中や肩甲骨周辺は疲れがたまりやすく、緊張しやすいところ。 特に肩甲骨と背骨の間は、コリやすく内臓の状態を表すところでもあり、背中には内臓のツボがたくさんあります(右側は肝臓、左側は胃、肋骨下部は腎臓など)。 背中や肩甲骨周辺には効果的なツボがたくさんあるのですが、自分では手が届きにくく圧しにくい場所でもあります。 そこで今回は自分で圧せて背中や肩甲骨周りの痛みやコリを解消できるツボと、自分では圧しにくいので他人に押してもらう背中のツボ(施術法)をご紹介していきます。 背中や肩甲骨回りの痛みや疲労、コリでお悩みの方は、ぜひツボ圧しを実践してみてツボの効果を味わってください。 ど~も、ツボマスターのの内山です。 肩甲骨、背中のツボは自分では圧しにくいところ、手が届かない…。 肩甲骨と背骨の間には、内臓、特に消化器のツボがたくさんあり、治療にはとても重要なところなのですが、なんせ自分では届かない… 大事な場所なのに手が届かない悲しい場所なのです。 背中、特に肩甲骨と背骨の間は内臓とも関連する大事なところなので、肩の骨格や肩甲骨周辺の気の流れ(経絡)、自分で圧せるツボと圧してもらうツボの圧し方についてご紹介させていただきます。 ツボについて詳しく知りたい方は、ツボ基礎知識をご参照ください。 ツボの種類や効果、探し方、圧し方について学べます。 ツボ基礎知識• 自分で圧せるツボ:特効穴• 背中、肩甲骨のツボ(この記事です)• 背中、肩関節の構造 肩関節は肩甲骨と上腕骨が作る肩甲上腕関節のことをいいます。 その周りに腕を上げるときに必要な関節、鎖骨と肩甲骨で作られる肩鎖関節・鎖骨と胸骨で作られる胸鎖関節・上腕骨と肩峰の間で作られる第2肩関節があります。 これらの関節が問題なくスムーズに動くことで腕や手が自由に動かせるのです。 知性の発達は手を使うことに始まったと考えると、この複雑な構造あっての人間の進化ですね。 そして肩の構造は複雑なため、鎖骨と肩甲骨をつなぐ肩鎖関節の問題や鎖骨の骨折はなかなか厄介です。 スポーツに多い衝撃を受けたことによる鎖骨や肩関節、肩甲骨の裏にある肋骨の骨折など、この周辺は複雑なため治療やリハビリも困難を極めます。 過去に事故や怪我で肩関節を壊してしまった方も今回ご紹介するツボや、などや背中や肩甲骨周辺を柔らかくしたい方にはがお役に立てると思います。 背中の気の流れ 大事な背中の気の流れ 背中は、お腹の次に大事な治療の場所です。 なぜなら、背骨からは内臓へ走る自律神経が走行しており、東洋医学でも、内臓の反射区として内臓の反応点を定めています(背部経絡)。 ですから、指圧や鍼灸などの東洋医学では背中で受け手の状態を診断して背中のツボを積極的に治療に使います。 自律神経は内臓を自律的に働かせる神経で、交感神経と副交感神経で、興奮と抑制を繰り返しています。 しかし現代人は何かと無理をしすぎてしまうので(働きすぎ、食べ過ぎ、飲みすぎ、ストレスを溜めすぎ、etc…)いまいち体のリズムである自律神経と折り合いがうまくいっていないのです。 ~しすぎるというのは悲しい人間の性ですね。 そして食べ過ぎ、飲みすぎなど内臓に無理をしすぎると、その内臓の自律神経、背中の経絡に顕著に影響が出てきます。 背中の特定の個所が、固くなり張ってきたり、コッてきたり、痛くなってきたりします。 そしてその状態で、更に無理をして、症状を悪化させてしまうのですね。 背中、特に肩甲骨と背骨の間は肝臓や胃の消化器の状態が反映されます。 実はコリの正体は胃腸への負担であることが多くあり、コリは消化器の負担、食べ過ぎのサインなのですね。 背中の(経絡)気の流れは背骨沿いを走る膀胱経、この経絡はその走行する位置どうり自律神経と関連しています。 冷えやストレスで緊張しやすいスジです。 あと頭部から肩、肩甲骨の際を走る胆経、胆経は消化の負担となる食べ物、油分や合成品などの摂りすぎで固くなりやすいスジです。 肩甲骨周辺の小腸経ですが、小腸経は子宮機能とも関連していますので女性は気の滞りが悪くなりがちで固くなりやすいスジです。 あと、線ではなく面として捉えてほしいのですが脾経胃経が左側、肝経胆経が右側に背骨と肩甲骨の間に存在します。 これらの気の流れの問題、コリや緊張は正確にツボを圧すことで解消できます。 ツボはコリや自律神経の緊張を取れるリセットボタンのようなものです。 ぜひ自分での背中のツボ圧しをマスターしてください。 猫背は肺虚 気の流れ(経絡)のお話のついでですが、肩甲骨周辺の問題で多く診られるのは肺虚という状態(の気の不足状態)です。 肺虚だと胸椎4番目辺りが力なく弱ってきます。 背中が丸くなり、呼吸は浅くなり、心理的には鬱屈している状態ですね。 姿勢的には猫背という状態ですが、猫背は典型的な肺虚という状態です。 背中・肩甲骨のツボ 背中のツボは自分でも圧しやすいツボが5点あります。 それぞれツボの効果、ツボの位置と圧し方をご紹介いたします。 自分に合った症状のツボ、もしくは全部を圧してみてください。 ツボの圧し方の手順は、• 写真を参考にツボの位置を確かめる。 拇指、もしくは人差し指でツボを5,6秒圧す。 (5,6秒圧し続ける持続圧)• 同じ場所を5,6回圧す。 ツボは正確に圧すと、つ~んとする感じや痛気持ちいい感じ、どこか他の所や奥の方に響く感じがありますので写真を参考にそのような感じのするところを探してください。 自分の感覚を頼りにツボを探すのがコツです。 としては、初めに紹介する肩井は名前や場所を定められた正穴(せいけつ)ですが、あとの4点は名前のない、スジがこってきたときや疲れてきたときに出てくる阿是穴(あぜけつ)です。 阿是穴は名前も場所も与えられていませんが、内科の治療に使われる正穴と違い、スジの緊張やコリをとる治療によく使われます とりあえず、肩井 とりあえずビール、じゃなくてとりあえずは有名な肩井(けんせい)というツボを圧してみましょう。 一般的な肩こり、首と肩の付け根が痛い、肩が上がらないといったときには外せないツボです。 肩井は自分でも圧しやすいのですが、胆経という経絡に属します。 胆経のツボは圧すと痛いといった特徴がありますので(ツボや経絡ごとに特徴や個性があるのです)、心して圧してください。 肩井は痛いくらいに響かして圧すのがコツです。 自分で圧すときは人差し指でツボを真下に向かって圧すのがコツです。 肩甲骨のツボ2点 肩甲骨自体に効果的なツボが2つあります。 肩が上がらない時や肩を動かすと痛いとき、肩甲骨自体が痛いときや動きが悪い時に最適なツボです。 また上腕や肘が痛いときにも効果的です。 肩甲骨上縁のツボ 肩甲骨の横、脇のツボ 上記の2点のツボは肩甲骨自体を圧す感じです。 2点とも浅いツボですので、軽く押しただけでも響く感じや痛気持ちいいツボ独特の感じがあると思います。 2点とも強く圧しすぎないのがコツです。 鎖骨や肩の内部が痛いときのツボ 頸部前面、首と胸の付け根にあるツボですが、先に書いたような肩鎖関節の問題や過去に骨折などしてしまって肩関節の動きが悪い方などには最適なツボです。 胸の邪気をとったり体の深部の邪気をとるのに最適なのですが、効果が高い分、深いツボとも言えます。 自分ではダメージを受けるほどは圧せませんが、気持ちいい程度に圧してください。 胸や脇、腕にまで響くことがあります。 (響きとは邪気が抜け、気の流れが回復してくる証です) 肩こりからくる頭痛には頭の付け根のツボ 肩こりからくる頭痛などに最適なツボです。 肩甲骨とは離れていますがこのツボを圧すと肩甲骨に響くことがよくあります。 先ほどご紹介した肩甲骨上縁のツボとセットに圧すととても効果的です。 このツボは拇指で頭の中心に向かって押すのがコツです。 頭痛や脳の緊張、眼精疲労にも効くツボです。 背中のツボへの施術法 ツボは癒しのポイントでもあり急所でもあります。 力任せに圧すやり方では受け手にダメージを与えかねませんので、ここでは比較的浅いツボ、ダメージを与えにくいツボの圧し方をご紹介いたします。 本格的にツボの癒しを学びたい方は、セミナーをお受けください。 背中のツボ 先ほどご紹介した胆経のツボです。 背中側の肩甲骨の際にツボがたくさんありますので肩甲骨の端を圧していきます。 肩こりや背中のコリに最適なツボです。

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【肩甲骨が痛い】方、必見です。原因、対処法、予防法を紹介します!

肩 甲骨 の 内側 が 痛い

誰もが一度は経験したことのある「肩の痛み」。 自然と痛みがなくなることが多いので、医療機関を受診しない方も多いのではないでしょうか。 しかし、肩の痛みをそのまま放置すると次第に悪化し、最終的には大きな手術が必要となることもあります。 自然に消えることもあれば、手術に至ることもある肩の痛みですが、どのタイミングで受診し、どのように対処することが正解でしょうか?肩痛治療を専門とする麻生総合病院 スポーツ整形外科部長 鈴木一秀先生に「肩の痛み」について解説いただきました。 身体の痛みは危険のサイン!放っておいてはいけない肩痛 見過ごしがちな肩の痛み 肩に痛みを感じたとき、皆さんはどのように対処するでしょうか。 肩痛として有名な症状といえば四十肩・です。 四十肩・五十肩は、多くの方に発症しますが、ほとんどの場合、1年で自然と治ってしまいます。 そのため四十肩・五十肩で医療機関を受診する患者さんはそれほど多くありません。 四十肩・五十肩に限らず、慢性的な肩の痛みは「放っておけば治るだろう」「年になったから痛くなったんだ」と勝手に判断し、何も対処しない患者さんが多いです。 悪化するケースがある?悪化する肩の痛みの種類とは? 肩の痛みは、そのまま自然に治癒するものも多くありますが、対処を間違え放置してしまうと後に大きな手術が必要になってしまうほど悪化するケースもあります。 例えば四十肩・五十肩は、場合によって「腱板断裂」になっていることがあります。 四十肩・五十肩は肩関節周囲が炎症を起こすだけですが、腱板断裂では肩甲骨と上腕骨をつなぐ筋肉(腱板)が切れてしまいます。 四十肩・五十肩と腱板断裂は症状が似ているため、患者さん自身では気づけないケースが多いのです。 腱板断裂は放っておくと断裂部分が広がり、最終的には大きな手術が必要になる可能性があります。 肩の痛みが長引くときは、一度医療機関を受診するとよいでしょう。 また、ビリビリとした痛みを感じるときも注意が必要です。 このような痛みを感じるときには「」の可能性があります。 神経痛は、と間違えられることもありますが、治療せず悪化させると、腕がしびれたり、思うように動かなくなる可能性があるため注意が必要です。 「痛み」の原因が肩以外の場合もある 隠れた原因とは 肩に痛みを感じる場合、肩の筋肉や関節の異常に違いないと思われる方が多いと思いますが、肩以外に原因があることがあります。 例えば、、、胃腸障害といった内臓の病気を抱えているときにも、肩に痛みを感じることがあります。 またによるホルモンバランスの崩れや、精神的ストレスを抱える場合にも、肩に痛みが生じることがあります。 最近では、を発症していると四十肩・五十肩になりやすいと指摘されています。 このように肩以外の部位が肩に痛みを引き起こしている場合もあります。 しかし、一般の方には痛みの原因を判断することは困難です。 痛みが2週間~1カ月ぐらい続くようであれば、何か大きな原因がある可能性が高いと考える方がよいでしょう。 前述のとおり、肩の痛みの原因は様々です。 確かに放っておいても治る肩の痛みはあります。 しかし、たとえ痛みが治まっても、肩が上がらないという事態につながることもあります。 「歳のせいだから」と肩の痛みを受け入れるのではなく、正しい判断をしてもらい、今後安心して生活するためにも医療機関を受診することをおすすめします。 特に、じっとしていても痛い、激痛である、刺すように痛むといったときには、肩関節以外の病気も考えられるので、早期の受診をおすすめします。 基礎知識:肩の構造を理解すると肩の痛みがわかる そもそも「肩」とはどこからどこまで? 診療をしていると、患者さんが「背中が痛い」と指し示す場所が、医師から見ると「肩」であることがあります。 また反対に患者さんが「肩が痛い」と指し示す場所が、正確には「首」であることがあります。 人によって肩の範囲は漠然としており、とらえ方は人それぞれです。 では医学的な観点から「肩」はどこからどこまでを指すのでしょうか。 肩の構造 肩はこの図のような構造をしています。 前側に「鎖骨」、後側に「肩甲骨」があり、この肩甲骨には、上腕骨の頭(上腕骨頭)が収まる部分があります。 ここは「関節窩」と呼ばれ、関節面には軟骨があり、腕の動きをスムーズにするのに役立っています。 このように骨格から見ると肩は、鎖骨・肩甲骨、上腕骨頭までを含み、かなりの広範囲な部分を指すことがわかります。 構造から見えてくる 肩のメリットとデメリット ひざ・ひじでは、曲げ伸ばしといった簡単な運動をします。 しかし肩では、上げる・下げる・回すなど複雑な動きが求められます。 そのため肩は関節の受け皿が小さい、動かしやすい構造になっています。 しかし、このような構造をとることで「骨性には不安定で、しやすい」というデメリットも生じます。 受け皿が小さいので、骨同士が接する部分は非常に小さく、受け皿から上腕骨頭がずれやすい構造になっています。 このことが肩の「不安定さ」を生み出しています。 肩の不安定さを補うインナーマッスルと軟部組織 前述のように肩の構造は非常に不安定です。 この弱点を補うため、インナーマッスル(腱板)・関節包や靭帯・関節唇(かんせつしん)といった様々な軟部組織があり、肩を支えています。 インナーマッスル(腱板) 肩関節の不安定な構造を補うために大きな役割を果たしている組織が、インナーマッスル(腱板)と呼ばれる4つの深層筋です。 それぞれ「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」と呼ばれ、関節を4方向から支えています。 インナーマッスルをうまく収縮・連動させ、上腕骨頭を関節の受け皿にしっかりと押し当てることで、肩の支点を作ることができます。 このインナーマッスルは、肩関節を安定させる上でとても重要な役割を果たしています。 関節包 インナーマッスルと上腕骨頭の間には「関節包」と呼ばれる袋状の軟部組織があります。 この袋は一部、靭帯状となって補強されています。 このような関節をつつみこむ靭帯があることで、関節がより安定しています。 関節窩・関節唇 関節窩と呼ばれる受け皿で骨同士が組み合わさりますが、関節窩の縁には「関節唇(かんせつしん)」という線維性の軟骨がついており、関節の安定性を向上させています。 肩の症状の種類と治療方針 ひとことに肩の痛みといっても、様々な症状があります。 下記に代表的な肩の痛みの種類をまとめました。 【筋肉の持続的な緊張】 肩こり・・・肩~背中にある筋肉(僧帽筋)が緊張することで生じるこわばりや痛み 【関節周囲の炎症】 四十肩・・・・肩関節の周りにある軟部組織が炎症を起こした状態 【関節周囲の筋肉損傷】 ・・・運動によって傷ついた筋線維が修復するときに生じる痛み (運動後に蓄積される乳酸が原因という説もある) 腱板断裂・・・肩関節の周りにある筋肉(腱板)が切れた状態 【肩関節のずれ】 ・・・肩の関節の受け皿から、上腕骨頭が外れてしまっている状態 【骨の損傷】 ・・・骨が折れる、または剥離・粉砕した状態 【神経の炎症や損傷】 ・・・肩に通っている神経が炎症を起こしたり傷つくことで痛みやしびれを感じる状態 各症状の治療方針 一般的に、初期の肩こり、筋肉痛の場合は、病院を受診する必要はありません。 しかし、痛みの原因を誤って判断してしまうと、正しい対処ができず、症状を悪化させる可能性があります。 2週間~1カ月程度様子をみても症状が改善しない場合には、医師へ相談するとよいでしょう。 脱臼、骨折の場合は、発症時に医療機関を受診しましょう。 受診時には発症したときの状況を医師などにしっかり伝えられるとよいでしょう。 腱板断裂や神経痛、四十肩・五十肩の場合も、発症したタイミングがわかれば、その時に医療機関を受診しましょう。 しかし腱板は気が付かない間に切れていることがあり、神経痛や四十肩・五十肩は日々肩の使い方で発症することがあります。 発症タイミングに心当たりがない場合には、肩の症状の長引き具合をみて、医療機関を受診しましょう。 症状別にみる肩痛のタイプ診断 まずはフローチャートで簡易診断 でも解説した通り、これは医療機関に受診すべきなのか、様子を見ておけばいいのか自分で判断することはとても難しく、結果、受診が必要な症状にもかかわらず受診せず見過ごされてしまうケースも多く見受けられます。 そこで、ご自身が抱える痛みの重症度を簡単に診断できるフローチャートを作成しました。 症状が重症化するまえに、まずは簡易的に診断をしてみましょう。 対処法 自覚症状がなくても、普段から姿勢が悪い、例えば日常的にパソコンやスマホをよく使っている、台所仕事や掃除機をかけるなどの家事全般や、読書など前傾姿勢になりやすい動作を長時間続けるといった方は、気づかないうちに肩に負担をかけています。 こうした日常動作や姿勢・肩の使い方は、無意識に行っているので、意識して改善しないといずれは肩にトラブルが生じます。 日ごろの肩の使い方を見直しましょう。 また、入浴時に、シャワーだけで済ませてしまう方も注意が必要です。 血のめぐりが悪いと肩凝りだけでなく、筋肉の緊張が解けにくくなり、肩のこわばりの引き金にもなります。 タイプ1に該当する方は、なるべく肩に負担をかけないよう日常生活動作を見直して改善するとともに、湯船につかる、ストレッチを行うなどで、血行をよくしておくことが大切です。 対処法を間違えると痛みを長引かせ、痛みが取れた後も肩が硬くなったせいで動きが制限されることがあります。 急性期・亜急性期の症状 四十肩・五十肩は「急性期」「亜急性期」「慢性期」の3段階に分けられます。 急性期は、炎症が起こったばかりで痛みが激しく、肩を動かすことができません。 それに加えて安静にしていても痛みがあります。 亜急性期は、急性期が過ぎ、痛みが和らいできた時期です。 組織の修復が始まってきますので、じっとしていると痛みはありませんが、肩や腕を動かすときに痛みが生じます。 急性期・亜急性期の対処法・治療法 急性期には安静にすることが大切です。 この時に無理に肩を動かすと、炎症を起こしている筋肉にさらに負担をかけるため、症状の回復が遅れてしまいます。 亜急性期では、引き続き肩に無理な負担をかけないようにするとともに、リハビリをすることも重要です。 適切なリハビリを行うことで、スムーズに次の慢性期へ移り、はやく肩を治すことに繋がります。 慢性期に移行する前に正しい治療を行うことが、癒着(ゆちゃく)や、拘縮(こうしゅく)の予防につながります。 自分で判断し、間違って対処するといった事態を避けるためにも、この時期に医療機関を受診することをおすすめします。 炎症がおさまり痛みはほとんどなくなっていますが、それまで痛みをかばって肩を動かさずにいたことで肩関節周辺の筋肉などが硬くなり、動かしにくくなっています。 日常生活で困ることは少ないものの、大きく手を動かしづらい、腕を高く上げづらい、上着の着脱がしづらい、腕を後ろに回せないといった状態に遭遇します。 対処法 このタイプは動きにくくなっている肩を、積極的に動かしていくことが大切です。 ・動かしづらいからといって動かさない ・つらい痛みが取れたことで安心してその後のケアを怠る といった生活を送ると肩周囲の筋肉も硬くなり、完全に肩が硬くなって動かなくなってしまいます。 また、痛みがあると猫背になるなど無意識に痛みの出ない楽な姿勢になりやすいですが、その姿勢になれてしまうと他の障害が出てくるので注意が必要です。 回復までの経過 固まってしまった筋肉(関節包)を改善させるリハビリと、インナーマッスルやアウターマッスルを柔らかくする運動の両方が必要ですが、これは自己判断で行えることではありません。 間違ったトレーニングを行った結果、症状を悪化させ、最悪、腱板が切れてしまうこともあります。 専門家による正しいリハビリやストレッチ法の指導を受けることが大切です。 また、痛みが持続的に続いているときには、四十肩・五十肩ではない可能性があります。 この場合も医療機関を受診してMRI検査を受けた方がよいでしょう。 四十肩・五十肩のような肩の動きが大きく制限される症状とは異なり、腕の上げ下ろしのときに痛みが出る、痛みのある腕をもう片方の腕で持ち上げることが痛くてできないというのが特徴です。 対処法 直ちに医療機関を受診してMRI検査を受けましょう。 このタイプのなかには、すでに病院を受診し、四十肩・五十肩と診断され、長期のリハビリを受けている方もいます。 しかし、1年以上経っても症状が改善しない、あるいは痛みが取れないときは、四十肩・五十肩でない可能性が高く、腱板断裂を含めた別の病態も疑われるので、肩の専門医に診てもらうことをおすすめします。 腱板が切れているからといって必ずしも手術になるということではありません。 しかし、腱板断裂に気づかず、そのまま肩を使っていることで症状が進行し、結果的に大きな手術が必要になる場合があります。 そうならないためにも、早期に発見し、専門医による適切な治療とリハビリを受けることが大切です。 フローチャートの回答から、怪我をした、転んだなど、本人が自覚するアクシデントが原因になっていると考えられます。 このケースは年齢に関係なく、若い人でも激しいスポーツをしていたり、重労働の人で特に起こりやすいです。 対処法 外傷があった時点ですぐ医療機関を受診することをお勧めします。 事故や怪我の場合は患者さんが危機感を持って受診しますが、スポーツや仕事中におこった外傷は「大したことない」と決めこんで、市販の鎮痛薬や湿布薬を使って様子を見ている方もいます。 症状が治まれば問題はありませんが、2週間~1カ月経過を見て、それでも肩が上がらない、痛みが取れないという場合は受診した方がよいでしょう。 その際、レントゲンで・などの異常が見られなくても、油断は禁物です。 ときには腱板が切れていることや、過去、鎖骨などを骨折していて、それが治ったことで腕が上がらなくなっているということがあります。 外傷=腱板断裂というわけではありませんが、どのような状態であるかは検査してみないとわかりません。 腱板断裂の場合、状態によって治療法が異なるので、悪化させないように早い時期に専門医に診てもらうとよいでしょう。 適切な診断・治療をするために 当院には年間で約1200名の肩の痛みを訴える患者さんが受診されます。 そのうちの1割は肩の痛みのなかでも重症な疾患である「腱板断裂」です。 腱板が切れるという重い症状にも関わらず、当院には腱板断裂になってから2年以上も経っているという患者さんが多く来院します。 なかには大きな手術をしなければならないケースもあり、「もっと早く来ていただけていたら…」と思うことが多々あります。 しかし、このような重症の患者さんの中には、すでに医療機関を受診されていた患者さんもいるのです。 なぜ重症にもかかわらず、適切な治療が行われていないケースがあるのでしょうか。 この理由は、先ほどお伝えした「肩関節構造の複雑さ」が原因のひとつになっています。 肩関節構造の複雑さ 動きが複雑であるがゆえに肩関節分野の研究はそれほど進んでおらず、肩関節にはまだまだ謎が残されています。 現に、四十肩・になる本当のメカニズムや、自然に治ってしまうメカニズムも実はまだ解明されていません。 逆説的に考えると、肩関節はつねに研究され続けている領域だといえます。 つまり、肩関節を専門的に診ていない医師の場合、 ・正確な診断に至らない ・効果的な治療がされない といったケースが生じます。 整形外科医はより専門性の高い治療を行っていくために、肩関節の専門医、腰痛の専門医、膝痛の専門医、の専門医などに分かれています。 そのなかで肩関節の専門医である日本肩関節学会に所属している肩関節の専門医は、2017年1月時点で全国に約1600人と非常に数が少ないのです。 それほど肩の治療は難しく、専門性の高い分野だといえるでしょう。 肩痛の患者さんはふえている ご存知のように日本は高齢化社会が進んでいる最中です。 今後、四十肩・に罹患する患者さんは増えていくでしょう。 またジムに通う文化が広まったおかげもあり、60~70歳の方でも活発に運動される方が多くなっています。 もしかすると、80歳までスポーツを続けるのが当たり前、という時代になるかもしれません。 そのような時代が訪れたとき、いかにして健康な状態を維持し、いかに生活しやすい生涯を送ってもらえるかが重要視されていくと思います。 そのため、これからはより肩を大切にして生活を送り、肩痛の予防にもっと力を入れていく必要があると思います。 近年、三十肩・二十肩も増えてきている また、近年、四十肩・五十肩と同じ症状を、二十代・三十代の患者さんが訴えることが増えています。 なかには小学生や中学生でも痛みを訴える患者さんがいます。 つまり四十肩・五十肩が若年化しているのです。 これは、スマホやパソコン、ゲームの普及が大きな原因になっていると考えられています。 肩に負担をかけないためには「肩以外」の身体の使い方が重要 肩の痛みを予防するうえで重要なことは、スポーツをしない、大きな動きをしない、ということではありません。 日々の姿勢や、日常生活における身体の使い方など体に歪んだ負担をかけないことが重要なのです。 肩は身体の下部からの影響を受けやすい部分だと考えられています。 例えば背筋が曲がったままでは腕は十分に上げられません。 その状態で無理やり肩を上げようとすると、肩に過剰な負担がかかり、損傷してしまいます。 このような姿勢や身体の使い方が癖になると、身体に歪んだ負担がかかる状態が続いてしまいます。 日々、正しい姿勢を保ち、体に無理のかかる使い方をしないよう気を付ければ、肩の怪我を未然に防いでいけるのです。 肩治療のあり方とは 注射をする、手術をするなど肩の痛みを治療する方法はありますが、痛みが治っても、同じような肩の使い方を続けると、また肩を壊してしまう可能性があります。 肩を大切にしていくには、その原因の改善を、全身から考えていかなければなりません。 これから肩の痛みを抱える方がさらに増えてくると考えられるからこそ、肩の使い方を見直すことが、これからの肩痛治療で重要視されることになっていくと思います。 【参考書籍】.

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肩甲骨、背中のツボ5点・自分でコリをとる方法

肩 甲骨 の 内側 が 痛い

肩甲骨の内側(付け根)が痛い場合の原因 肩甲骨の痛い部分を確認すると下の写真のような状態になっています。 《肩甲骨の痛い部分を確認しながら、痛い所にパッチを貼った状態》 上の写真と下の肩甲骨の筋肉の状態を比較すると、痛みの原因は背骨と肩甲骨の間にある「菱形筋」に起きている事が分ります。 菱形筋と肩甲骨の付け根の所が良く痛む部分です。 30代を過ぎてくると「肩こり」で悩む人が増えてきます。 しかし、「肩こり」と一言でいっても肩周りにはいろんな筋肉があるため、首の付け根・肩甲骨の周りなど人によって痛みを感じている箇所はバラバラです。 中でも今回は、「肩甲骨の内側の痛み」で悩んでいる方の役に立つ「肩甲骨の内側の痛み」が起こるメカニズムと対処法をお伝えしていこうと思います。 肩甲骨の内側が痛くなる3つの原因 まず、肩甲骨の内側に痛みを感じる原因は大きく3つに分けることができます。 1、 デスクワークなど長時間同じ姿勢でいることで頭や腕を支えている肩甲骨周辺の筋肉が固まり、血流が悪くなることで筋肉に酸素や栄養が行き渡らなくなることで、疲労物質がたまり筋肉が炎症を起こす。 2、むち打ち・ストレートネック・椎間板ヘルニアなど、肩周りの筋肉が直接的な原因ではなく、 他の部位の症状が原因で二次的に起こっている肩こり。 3、心臓や肺、胃など 内臓の病状による痛み、ストレスやうつ病などが原因の肩甲骨の周りの痛み。 このように肩甲骨の内側が痛くなる原因は筋肉が凝り固まって起きる痛みから、肩周り以外の症状が原因で肩に痛みを感じることもあります。 また、寝ている時や体を動かしていない時に肩甲骨の内側にしつこい痛みを感じるようであれば早めに内科で診てもらったほうがいい可能性もあります。 万が一内臓に原因があった場合、「どうせ、ただの肩こりでしょ」と放置してしまうと、取り返しのつかない大きな病気に発展してしまうこともあります。 肩甲骨の内側が痛い時の対処法 肩甲骨の内側に痛みがある場合は上の写真の「菱形筋(りょうけいきん)」と呼ばれる筋肉が凝り固まることで、血流が悪くなり酸素や栄養が行き渡らず肩甲骨の内側に不快感を感じるようになります。 ですが、 この菱形筋だけをマッサージしたり、ストレッチしてもあまり効果はありません。 「どういうこと?」と思われるかもしれませんが、体の筋肉は複雑に絡み合ってお互いサポートしながら体の各部分を動かしています。 つまり、 菱形筋が固まっているとういことは関連する他の筋肉にも負荷がかかっていることになります。 なので、 肩甲骨の内側の痛みを改善するためには他の筋肉も一緒にストレッチする必要があります。 ただし、ストレッチを行う際は勢いをつけて行うと筋肉が正常な位置に戻ろうとギュッと縮こまってしまうので、反動はつけずに30秒ほどかけてゆっくり行ってください。 深い呼吸を意識しながら無理のない範囲で行いましょう。 痛気持ちいレベルで行うのがベストです! 1、脇の下の筋肉を伸ばすストレッチ デスクワークなど体の前面で行う作業を長時間行うと肩が前に巻き込まれてしまい、肩・胸の筋肉は内側に縮こまります。 すると、背中の筋肉も前に引っ張られて背中の筋肉は張った状態になってしまうので、縮こまってしまった 肩・胸の筋肉を伸ばすためにこのストレッチを行います。 肩より高い位置かつ自分の肩より後ろの壁に手を置いて体は反対方向に、息を吐きながらゆっくりと30秒ほどかけて開いていきます。 この時、脇の下がぐーっと伸びるように体を開いていきます。 2、胸の筋肉を伸ばすストレッチ デスクワークなど前かがみの作業をしていると胸が閉じてしまいます。 胸が閉じていると胸筋の筋肉が衰えてしまうので女性の場合バストが下がる原因にもなります。 このストレッチを行うことで胸を開くことができるので 姿勢改善・女性はバストアップも期待できます。 先ほどと同じように壁に手をついて体を開いていくのですが、今回は肘を曲げて体をぐーっと外側に開いていきます。 この時も、息をゆっくり吐きながら30秒ほどかけて筋肉を伸ばしていきます。 手の高さを変えることで伸びる部分も変わりますので、自分が気持ちいいと感じる高さに調整して行ってください。 3、体の横の筋肉を伸ばすストレッチ こちらは基本的なストレッチですが横にゆっくりと体を倒していったら、その姿勢のまま、おへそを天井に向けるように少し体をひねります。 すると、肋骨が一本一本開いていくように感じると思います。 4、菱形筋をほぐすストレッチ 先に体前面の筋肉をほぐしてあげることで前に引っ張られていた筋肉のバランスが戻り、背中の筋肉も無理せずほぐすことができます。 背中の筋肉だけほぐそうとしても、長時間のデスクワークや前傾姿勢での作業で縮こまっている筋肉にまた引っ張られてしまい効果があまり期待できません。 なので、 背中の筋肉を伸ばす時にはまず、体の筋肉のバランスを整えるところから行うのが肩甲骨の内側の痛みを和らげるうえで重要になります。 肩甲骨の内側の痛みが気なる人は菱形筋が前に引っ張られた状態で固まっています。 なので、効果的なのは菱形筋を伸ばすストレッチではなく縮ませるストレッチになります。 やり方はとても簡単で、後ろで手を組みできる限り肩甲骨を引き寄せます。 さっきまで伸びきっていた 筋肉を縮めることで血流がよくなるのでポカポカと肩甲骨の周りが温かく感じると思います。 また、この時、肩甲骨を寄せて腕を下に引っ張り胸を張って顔を上に向けると猫背の改善にもなります。 これらのストレッチを行うことで痛みが改善されるのがベストなのですが、それでも痛みが改善されない。 もしくは、早く痛みを改善したいという方はの記事も、ぜひ参考にしてみてください!.

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