プラド 美術館 ベラスケス。 作品紹介2 《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》 ディエゴ・ベラスケス

解説編『プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光』の概要、見どころを解説します。

プラド 美術館 ベラスケス

この記事の目次• プラド美術館とは? プラド美術館はマドリードの中で有名観光スポットで世界三大美術館とも言われています。 名作が多く、絵画に詳しくない人でも「この絵画、教科書で見たことあるかも!」と楽しめますし、絵画に詳しく絵画が好きな人は1日中いても飽きないでしょう。 プラド美術館の中で最も見て欲しい画家は「ディエラ・ベラスケス」と「フランシスコ・デ・ゴヤ」と「エル・グレコ」です。 3名はスペインで数々の有名作品を残しています。 プラド美術館は地下鉄1号線バンコ・デ・エスパーニャ Banco De Espana 駅、またはアトーチャ Atocha 駅から徒歩10分とアクセスしやすい場所も魅力的で、プラド通りにはお店やホテルなどが立ち並んでいるので美術館へ行く前後に周辺の観光も可能です! プラド美術館の見どころ プラド美術館には展示されている作品だけでも3000点以上あるため美術館内は広く、名画がたくさんあります。 ここではたくさんの名画の中でもチェックして欲しい名画5つをあげてみます。 絵画に詳しくない人や、どの絵画を見たら良いんだろう?とお困りの人は参考にしてください。 マルゲリータ王女(中央に立っている少女)を中心にした家族の肖像画です。 ディエゴ・ベラスケスは王宮の鍵全てを預かる王宮配室長という役職につき、役人としても働いていました。 そのためベラスケス自身も王家が描かれているこの絵の中にいます。 ベラスケス自身も描かれているとなるとこれは誰目線の絵なのか?ということになりますよね。 この絵は国王夫妻の位置から見た光景を描いたと言われています。 (国王夫妻はマルゲリータ王女の左上にある鏡に映っている男女)この絵は本当は怖い絵などと言われており、いろいろな噂があるようです。 ピカソがこの絵をオマージュしており、それも話題になりました。 ピカソ版ラス・メニーナスはのピカソ美術館に展示されています。 「ブレダの開城」はがオランダ、ルクセンブルク、ベルギーでとの戦いに勝利したのを記念して、「諸王国の間」と呼ばれる大ホールに飾るために描かれた戦勝画です。 貴族でスペイン軍の将軍であったアンブロジオ・スピノラが描かれており、膝まずいた敗者の肩に手を当てている男性がアンブロジオ・スピノラです。 アンブロジオ・スピノラはオランダ軍に示した尊敬の態度を讃えられています。 ディエゴ・ベラスケスがスピノラの勇猛と成功に感化されて描いた絵で、ディエゴ・ベラスケスは絵画の修行などのためにへ行く際にオランダ戦争の英雄であったアンブロジオ・スピノラと一緒になったことから親交があったようです。 タイトルが「バッカスの勝利(酔っ払いたち)となっている通りバッカスと農民の酔っ払いたちが描かれている作品です。 バッカスはローマ神話のワインの神様で、この絵の中ではぶどうの葉の王冠をつけているのがバッカスになります。 宮廷の絵画が多いディエゴ・ベラスケスにしては陽気な珍しい絵画です。 マハとは女性の名前ではなく、スペイン語で「小粋な女 小粋なマドリード娘)」という意味です。 このモデルの女性は誰なのかははっきりしていませんが、この絵の注文主はスペインの宰相(18世紀末から19世紀初頭にかけての)マヌエル・ゴドイです。 着衣のマハと裸のマハはセットになっていますが、裸のマハの方が先に描かれました。 当時スペインはフルヌードの絵画を持っていることはタブーとされていたため(宗教的理由)裸のマハを覆い隠すために着衣のマハを発注したのではないかと言われています。 エル・グレコは彼のニックネームであり、グレコはギリシャ人という意味です。 本名はドメニコス・テオトコプーロス。 エル・グレコはスペインのトレド大聖堂からの注文作「聖衣剥奪」から有名になりました。 グレコの作品は宗教画が多く、この作品はその中の代表作の1つです。 新約聖書の「キリスト復活」が描かれています。 作品の筋肉の描き方は巨匠ミケランジェロの表現に影響を受けているようです。 プラド美術館の開館時間や入場料は? 開館時間• 月曜日~土曜日は10時から20時まで• 日曜日と祝日は10時から19時まで• 1月6日、12月24日、12月31日は10時から14時までで開館時間が短縮されます。 *入場は閉館30分前までになります。 1月1日、5月1日、12月25日は休館日です。 入場料について• General Ticket(一般入場券):15ユーロ• Reduced Ticiket(割引入場券で65歳以上に適用):7. 5ユーロ• Free Ticket(無料入場券で18歳以下と18歳から25歳の大学生対象の入場券で最低1枚の有料チケットとセットで購入することが条件)• General Ticket+Guide book of the Prado(一般入場券と公式ガイドブックのセット):24ユーロ(公式ガイドブックは日本語版があります。 Paseo del Arte Ticket(パセオ・デル・アルテ・チケットでティッセン・ボルミッサ美術館とソフィア王妃芸術センターにも入場できるチケットで3つの美術館に行こうと思っている人にはお得なチケット):29. 60ユーロ 月曜日~土曜日の18時から20時までと日曜日・祝日の17時から19時までは無料観覧できます! 絵画はそこまで興味がないけど、行ってみようかなという人やさらっと観たいなって人はこの時間に行くのが良いかもしれません。 作品点数がかなり多いため、1つ1つしっかり観ていると2時間では足りないと思います。 しっかり作品を観に行きたい人はチケットを買って入場しましょう。 プラド美術館の予約方法や混雑状況について プラド美術館は大人気観光スポットですので予約方法や混雑状況はしっかりチェックしておきましょう! 予約について プラド美術館公式サイトからチケットの事前予約が可能です。 2ヶ月先の日時まで予約できるようになっています。 事前予約では日時指定が必要で購入後は日時の変更や払い戻しができないため、しっかり予定をたててから予約しましょう!事前に予約する場合はチケット1枚につき0. 5ユーロ手数料がかかり、支払い方法はクレジットカードのみとなります。 予約後に届くメールがチケットになるので印刷して持って行くと楽です。 *無料入場は事前予約する必要はありません。 入り口で無料の入場券を発行してもらえます。 混雑状況 夏場と週末や新しい特別展示が始まった時は混み合うため、チケットを買うのにかなり並ばないといけなくなるかもしれません。 11時から13時30分は特に混雑する時間と言われています。 時間に余裕のある人はここの時間を避けた方が無難かもしれません。 入場無料の時間帯に行く場合は並ぶことが予想されます。 早めに行った方が2時間しっかり見れるため早めに行きましょう! プラド美術館の行き方 地下鉄1号線バンコ・デ・エスパーニャ Banco De Espana 駅、またはアトーチャ Atocha 駅から徒歩10分です。 プラド美術館はプラド大通りにあります。 この周辺エリアにはソフィア王妃美術館、ティッセンボルネミッサ美術館もあり芸術と文化に触れることができるため多くの旅行者が訪れています。 プラド美術館のサービス プラド美術館では様々なサービスを行っています。 インフォメーションカウンター 館内マップがここでもらえます。 館内マップは日本語にも対応しているので、手に入れましょう。 (日本語以外にも英語・中国語・韓国語10カ国以上の言語に対応しています。 ) 飲食店(カフェ・プラド) 歩き疲れたら一休みしてはいかがでしょうか?カフェ・プラドは美術館の1階にあります。 コーヒーやサンドウィッチのような軽食からパエリアやパスタ、肉料理などちゃんとした食事を取ることもできます。 (軽食以外の食事はランチタイムのみ)3月から10月の晴天にはカフェテラスもオープンします。 営業時間は10時から19時30分までです。 オーディオガイド 観覧補助機器の貸し出しを行っていますので、作品を詳しく知りたい場合は借りて行きましょう!作品の時代背景が分かるとより楽しくなります。 日本語で説明が聞けます。 常設展版4ユーロ• 特別展版3. 50ユーロ• コンビネーション(常設展版と特別展版)6ユーロ• ポストカードやトートバッグ、メガネケースなど可愛らしいものなどもあるので、お土産などに買い物するのもオススメ!公式ホームページからも何が販売しているかチェックできます。 手荷物預かり所 コートやバッグなど快適に館内を観覧するため、セキュリティー上の問題のためや持っていける荷物の大きさに制限があるため館内に持っていけないものなどを手荷物預かり所に預けることができます。 預けないといけないもの• 大きい荷物を持って行く場合は預けてください。 先が尖っているもの(刃物)• 折りたたみ椅子やスティックチェア、それに類似する器具 預けることができないもの• 食べ物と飲み物• 大きすぎてセキュリティーチェック用スキャナーを通過できないもの• 危険物 バリアフリー ベビーカーや車椅子や杖を無料貸し出しを行っています。 必要な人は聞いてみましょう。 聴覚障害をお持ちの人に手話動画ガイド、磁気グループ対応型オーディオガイドのサービスを提供しています。 プラド美術館を見学する際の注意点 プラド美術館を見学する際の注意点がありますのでうっかりすることのないよう、チェックして行きましょう。 入場する時に手荷物のX線検査があります。 大きめのカバンは預けないと行けなくなってしまうので、あまり大きい荷物は持っていかないようにしましょう。 残念ながら美術館内では写真撮影は禁止になっています。 絵の写真が欲しい場合はショップでプラド美術館の本が売っていますので、そちらで本の購入してはいかがでしょうか?自分自身へのお土産にもなります。 観覧中チケットの提示を求められることがあるため、チケットは失くさないようにしましょう! マドリード観光の際はプラド美術館へ! マドリード1、2を争う有名な観光スポットで名画が多数展示されているプラド美術館。 マドリードに来たからには行かないなんて選択肢はもったいないですね。 1度はどこかで観たことあるかもしれない名画を実際に観に行ってみましょう。 プラド美術館に行ってみると絵画に興味のない人は興味を持ち、絵画が好きな人はもっと好きになるかもしれません!プラド美術館の名画の多さには圧巻されること間違いなしです!.

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『プラド美術館 ベラスケスとゴヤ』マドリード(スペイン)の旅行記・ブログ by 旅する人さん【フォートラベル】

プラド 美術館 ベラスケス

Contents• 2020年9月13日まではゴヤ門からのみの入場、出口はムリーリョ門からです *入場県はウェブ購入のみで7. 5ユーロ、18時以降は無料 *入り口で体温検査があり37. 5度以上なら入場できません。 *手荷物検査があります。 *大きな荷物を預けるところはありません。 MUSEO DEL PRADO ここから下は通常展の案内です(絵の説明はあるので参考にどうぞ) プラド美術館の廻り方を解説します。 プラド美術館で見逃してはいけない作品を無駄なく鑑賞して約1時間~1時間30分で次へ移動できるように考えました。 南のムリーリョ門から出るとレイナソフィア芸術センター(ピカソのゲルニカが有ります)迄歩いて10分、ゴヤの入り口の方からティッセンボルネミッサ美術館へ徒歩5分です。 プラド美術館の入口は2か所 プラド美術館には2か所の入り口がある。 *写真下左寄り、切符売り場の上に有るゴヤの入り口と *写真下の上の方サン・ヘロニモス教会横のヘロニモスの入り口。 *写真右側のムリーリョの入り口は学校団体専用 museo del prado 写真下のゴヤの銅像(後姿)の向こうに見えるのがプラド美術館切符売り場。 切符売り場の両側から階段を登るとゴヤの入り口。 左の方に教会がありそちらに進むとヘロニモスの入り口が有る。 南側にムリーリョ門があり(入場は学校のグループ専用)があり出ることは出来るのでプラドの後ソフィア王妃芸術センターに歩いて行くならムリーリョの出口から出ると徒歩10分位で到着できる。 筆者作成 プラド美術館ゴヤの入り口の方からネプチューンの噴水を反対側にわたるとティッセンボルネミッサ美術館でこの辺りはアート好きには嬉しい黄金の三角地帯。 プラド美術館最寄りメトロ プラド美術館に行くにはメトロ2号線<セビージャ>または<バンコ・デ・エスパーニャ>から徒歩10分。 1号線<アトーチャ>からも徒歩10分。 バンコ・デ・エスパーニャからシベーレス〜プラドの遊歩道と歩くと綺麗なところを見ながらの散歩道。 プラド美術館の開館時間および休館日 毎日10:00から20:00(日曜祝日~19:00、1月6日、12月24日31日~14:00) 休館日1月1日、5月1日、12月25日 プラド美術館に無料で入るなら プラド美術館は閉館時間2時間前から毎日無料になる。 平日18時~と日曜祝日17時~は毎日無料。 30分~45分前には列ができる始めるので早めに行って少し並ぶ覚悟でどうぞ。 プラド美術館空いている時間 無料じゃなくていいのでゆっくり鑑賞したい方は意外と空いているのは13時、14時、15時頃のお昼時です。 *朝いちばん10時が一番混んでいる。 手荷物検査があります プラド美術館入場時に手荷物検査が有ります。 空港と同じ要領で体は機械を通り、荷物も機械を通します。 水や折り畳み傘はカバンに入っていれば持って入れる。 入場は2か所、ゴヤの切符売り場上又はヘロニモス教会下 プラド美術館所蔵品は約2万点のコレクションで常設展だけで12000点の展示。 美術好きの方は2日間くらいゆっくり鑑賞してもいいですがあまり時間がない方の為にさっくりコースで約1時間~1時間半くらいで回れるようにご案内します。 私のプラド美術館おすすめ絵画を無駄なく回ります。 筆者撮影 又はゴヤの入り口(日本の2階)から入るとまずはベネチア絵画が並ぶ。 プラド美術館館内図筆者作成 当時のスペイン国王カルロス5世とフェリペ2世のコレクションだったもので膨大なコレクション。 ティチアーノ、ティントレット、大きな作品ばかりを見ながら移動。 ベネチアは人間が海に石を積み上げて創った人工的な街で自然が少ないので鮮やかな色に憧れた。 油彩画の綺麗な色の神話がや聖書の物語を堪能します。 ティントレット *ティントレットはイタリアルネッサンスの画家。 ティチアーノの弟子にあたりベロネーゼと共にベネチア絵画を代表する画家。 弟子たちの足を洗うキリスト(25番の部屋) 1547年ころ。 床の絵タイルで遠近法が効果的。 右の方に弟子の足を洗うキリスト。 左には裏切者ユダが。 遠景に当時のベネチアの街。 左右に大きく動きながら絵を見てみてください。 どちらから見てもテーブルがいつも自分の方を向いている不思議な絵です。 museo del prado エル・グレコ プラド美術館スペイン3大巨匠のひとりがエル・グレコ。 上記ティントレットと共にベネチアのティチアーノの工房で働き学んだ。 ベネチアからスペインにやって来てトレドで活躍したが生まれはギリシャのクレタ島。 スペイン国王フェリペ2世に仕えたかったがエル・グレコの絵はフェリペ2世の好みではなかった。 その後トレドに移住して活躍した。 注文主が教会だったのでほとんどが聖書の場面や教会の祭壇画だったもの。 下は受胎告知1570年ころ(9Bの部屋)。 左が聖母マリア右のほう上空から降りてきた大天使ガブリエル。 天上界では天使たちがお祝いの音楽を奏でている。 museo del prado 隣の部屋 8Bの部屋 にエル・グレコの数少ない肖像画。 胸に手を置く騎士の肖像。 ジーッと見つめると穏やかな声で話しだしそうです。 胸に置く手の形はエル・グレコがよく使った真ん中指と薬指をつけた形。 最晩年の絵なので色に深みが出て光源をキリストのみに絞り、周りの人にあたる光の研究。 暗い教会の中で信者の視線は赤子キリストへ集まるように描いている。 museo del prado 宗教画は私たち日本人にはあまりなじみが無く敬遠されがちですがちょっとだけ知識があると楽しんで鑑賞できます。 プラド美術館の絵画で読み解く聖書の記事。 ティチアーノ プラド美術館、中央回廊に戻るとベネチアの巨匠ティチアーノのカルロス5世とフェリペ2世。 馬に乗っているのがカルロス5世。 遺産相続で大帝国を手に入れた国王で神聖ローマ帝国皇帝。 この時代がスペイン・ハプスブルグ帝国の頂点だった。 <ティチアーノ作カルロス5世騎馬像> museo del prado フェリペ2世はその息子。 さらにポルトガル領土を手に入れて日本に宣教師をたくさん送ってきた国王。 「太陽の沈まない国」スペインの大帝国の時代。 < ティチアーノ作フェリペ2世肖像画> museo del prado ベラスケス プラド美術館3大巨匠のひとりベラスケス。 有名な作品ラス・メニーナス1656年(12番の部屋)は必見。 真ん中に王女マルガリータ。 筆者作成 ラス・メニーナスの左側に画家本人ベラスケスが絵筆を持ってこちらを見て立っている。 奥の鏡の中にフェリペ4世国王夫妻。 光の扱いによる部屋の空間表現、絵の中の動きや時間の経過、衣装の素材感等を感じてください。 そして鏡の中に映っているのはあなた自身と思って絵の前に立ってください。 向こう側の人たちがこちらを見ていたことに気が付きます。 museo del prado *絵に近づいたり離れたりして見てみると離れれば離れる程絵の奥行が増していきます。 このラス・メニーナスはプラド美術館の中でも特別扱いの作品です。 是非ともゆっくり鑑賞して帰ってください。 画家ベラスケスと当時のスペインの歴史記事です。 ムリーリョ ベラスケスと同時代に活躍したムリーリョは美しい聖母マリアの絵で有名。 「無原罪の御宿り」(16番17番の部屋)の聖母は当時の人々の心の支えになった。 museo del prado ムリーリョは南スペインのセビージャで活躍した画家。 薄もやの中にいる様な神秘的な絵を描き特に外国で人気があった。 museo del prado 写真下はルーベンスの三美神。 プラド美術館の中で有名な作品です。 三人の女神たちが与えあって慈しみあっている人間の理想の関係。 女性の肌の色が透明感があって綺麗です。 今だとちょっと太めの女性達ですが当時の流行とルーベンスの個人的な好み。 左端の女性がルーベンスの二度目の結婚相手。 53歳の時16歳のエレーヌ・フールマンと再婚。 museo del prado ゴヤ 更にこの回廊を進んでいくと突き当りにゴヤの絵が置かれている。 プラド美術館3大巨匠最後の1人はゴヤです。 筆者作成 突き当りの部屋(32番の部屋)に有るカルロス4世と家族の肖像画は1800年に描かれたゴヤの出世作。 ゴヤが仕えた王様とその家族。 女性達の衣装の色の透明感がとってもきれいです。 左端後ろの方からこちらを見ているのが画家本人。 ゴヤの近代性は人間の内面描写。 ここにいる人々の内面が解るように描かれていて国王の表情からのんきそうな人柄がよく出ている。 museo del prado この部屋から右の方へ、通路を横切り左へ行くと裸のマハと着衣のマハ(36番の部屋)。 プラド美術館の目玉の作品ですがこの2枚は良く貸し出されます。 見るポイントは裸の方の透明感やゴヤの絵の肌色の独特の美しさ。 謎の多い作品ででなぜ裸体画を描いたか、2枚の絵のタッチの違い、裸の方の首から上が不自然なのはなぜ? モデルはアルバ公爵夫人という貴族の女性説が有力だが未だに数々の謎が有る作品です。 museo del prado 廊下の方に出て少し進むと階段。 下の図の右の方39の部屋の横の階段を降りる。 筆者作成 下の階に降りていくと日本の1階部分に到着。 階段を降りて10メートル程歩いて右手の部屋へ入ると左右に部屋にゴヤの晩年の作品。 1808年5月2日と5月3日という大作(64番65番の部屋)と黒い絵シリーズ(67番の部屋)が並ぶ。 museo del prado 筆者作成 晩年のゴヤの作品。 写真は5月3日。 ナポレオン戦争でマドリードにフランス軍がやって来て民衆が処刑された。 戦争が終わってからゴヤが描いたもので人類が描いた最初の「ヒーローがいない戦争画」マネやピカソに影響を与えた作品。 museo del prado ゴヤの黒い絵シリーズは晩年のゴヤは聴覚を失い戦争で人間嫌いになり、町の郊外に一軒の家を購入しそこで一人暮らす中家中の壁に絵を描いていた。 写真はわが子を食らうサトゥルノス。 museo del prado ボルドーのミルク売り(64番の部屋)。 ボルドーに亡命したゴヤが亡くなる前に描いた最後の絵だと言われているがいまだに偽物説も。 綺麗な作品で亡くなる前の作品ならゴヤの心はこの絵のようだったかも。 涙が出そうになる優しさのある作品です。 museo del prada もしもう少し時間が許せばここから0階中央に戻ってあと1点。 ヒエロニムス・ボス快楽の園 快楽の園(56Aの部屋)現オランダにあるスヘルトーヘン・ボス出身の画家。 サルバドール・ダリ達(シュル・レアリスト)に影響を与えた作品。 筆者作成 1500年頃まだ絵画は教会の聖書の場面が中心だったころに不思議な魑魅魍魎とした世界をユーモラスに描いていて一つ一つのモチーフはまるで今のアニメやゲームに使えるくらい斬新で面白い。 両側の翼の後ろにも絵が描かれている。 扉を閉めると地球が現れます。 この作品もプラド美術館の宝と言われている。 プラド美術館まとめ スペイン旅行でマドリードにいるならば時間が無くても絶対におすすめがプラド美術館です。 時間の無い方の為に有名どころを迷子にならずに無駄なく回れるようにコースを作りました。 まだまだ素晴らしい作品があるプラド美術館ですが今日の所はこの辺で。 ギリシャ神話を少し知っているだけで美術館は数倍楽しくなります。 絵画で楽しめるようにギリシャ神話をプラド美術館の作品を中心に紹介しています。

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世界三大美術館「プラド美術館」でベラスケス、ゴヤ、エル・グレコの三大巨匠の名作を鑑賞│おでかけ部

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スペイン王朝の栄華を伝える魅力的な絵画が並ぶ「プラド美術館」 「プラド美術館」は、マドリードの中でも是非訪れたい有名な観光スポットです。 16世紀以降のスペイン王家によって収集された、スペイン、イタリア、フランドル絵画を中心に、1819年に王立の美術館として開設された世界でも有数の美術館です。 8,600点を越える絵画コレクションには、宮廷画家であったベラスケスやゴヤの生涯を網羅する代表作群のほか、エル・グレコやムリーリョの宗教画、ラファエロ、ティツィアーノ、ボス、ルーベンスなどイタリアやフランドル絵画の第一級のコレクションもあります。 バスで「プラド美術館」へ向かっていると、マドリードの中心部にある「シベーレス広場」がありました。 広場の中心に「シベーレスの噴水」があり、周りには18世紀から20世紀にかけて建設された建築物が並んでいます。 「シベーレスの噴水」は、18世紀にカルロス3世により計画され、農業と豊作をつかさどるギリシャ神話の大地母神、キュベレがライオンの引く2頭立て馬車に乗る姿を描いているそうです。 「シベーレス広場」から200mほどで「アルカラ門」がありました。 「アルカラ門」の名前は、古くはアルカラ・デ・エナレスに続いていたことに由来し、花崗岩で出来た新古典様式建築で、5つのアーチからなり、門の上には戦士や天使の像が配置されています。 プラド美術館のすぐ前に美しい教会がありました。 「サン・ヘロニモ・エル・レアル教会」です。 15世紀に建てられた、マドリード唯一のゴシック様式の教会で、最古の宗教建造物だそうです。 「プラド美術館」に到着しました。 「フラ・アンジェリコとフィレンツェ・ルネサンスの台頭展(Fra Angelico and the Rise of the Florentine Renaissance)」の看板が見えます。 フラ・アンジェリコは、フィレンツェ・ルネサンスの代表的画家のひとりで、1420年代半ばに彼が描いた「受胎告知」は、初期フィレンツェ・ルネサンスの傑作とされているそうです。 建物に大きく「1819」と書かれています。 右側には、「2019」と書かれています。 プラド美術館の北側入口にゴヤの像がありました。 ゴヤ像の台座には「裸のマハ」の彫刻があります。 ゴヤ像の近くからは、「サン・ヘロニモ・エル・レアル教会」も見えます。 東側のヘロニモスの扉の辺りに来ました。 複数の作品の間を行きつ戻りつして表現技術やテーマ、その時代の風俗、習慣等々を比較しながら相違点や類似点を発見する楽しみを提供する企画だそうです。 入口に並んで10時の開館を待ちます。 夕方からの入館は無料になるそうです。 入場チケットには、プラド美術館に展示されている作品が印刷されています。 上のチケットは、アンジェリコの「受胎告知」で、下のチケットは、フェデリコ・デ・マドラーソの 「ビルチェス伯爵夫人の肖像」です。 10時の開館と同時にプラド美術館の中に入りました。 入り口付近に、ホセ・アルバレス・クベロの「サラゴサの防衛」の彫像があります。 館内は撮影禁止ですが、ここだけは大丈夫のようです。 奥には、「Cafe Prado」というカフェもあるようです。 ベラスケスの「ラス・メニーナス(女官たち)」、「イサベル・デ・ブルボン王妃騎馬像」、「フェリペ4世騎馬像」、「マルガリータ王女」や、ゴヤの「着衣のマハ」、「裸のマハ」、「カルロス4世の家族」、「1808年5月3日、プリンシペ・ピオの丘での銃殺」、「我が子を喰らうサトゥルヌス」、「砂に埋もれる犬」や、エル・グレコの「胸に手を置く騎士の肖像」、「受胎告知」、「羊飼いの礼拝」、「聖三位一体」など、三大巨匠の作品を中心に鑑賞しました。 中でも、ベラスケスの代表作「ラス・メニーナス(女官たち)」は、プラド美術館のコレクションの中でも至宝で、近くをはっきり、遠くをぼんやりと暗めに描く「空気遠近画法」が用いられた素晴らしい作品でした。 マルガリータ王女を囲むように、二人の侍女、小人、少年、犬が描かれ、大きなキャンバスを前にベラスケス自身が画家として立っており、奥の鏡に映った国王フェリペ4世夫妻を描いているという情景を国王夫妻の目線で描かれた、絵の中に誘われるような奥深い作品でした。 エル・グレコの「胸に手を置く騎士の肖像」では、手の指を開き、中指と薬指だけを付けて胸に当てるポーズが印象的でした。 他にも、初期ネーデル絵画の巨匠ヒエロニムス・ボスの傑作「快楽の園」という、「地上の楽園」、「快楽の園」、「地獄」と3枚のパネルに別れた高さ2m20cm、横幅4mほどの祭壇画風のユニークな作品もありました。 美術館のように美しい「レティーロ公園」 「レティーロ公園」は、プラド美術館からほど近いマドリードの中心部にある公園です。 画家のベラスケスが仕えたスペイン・ハプスブルグ王朝4代目のフェリッペ4世を隠居させるために、当時政治を握っていたオリバーレス伯の命によって造られた公園で、面積125ヘクタール、東京ドーム26. 7個分の広大な敷地には魅力溢れる彫像や噴水、記念碑などが多数配置されており、美術館のような美しい公園です。 スペイン語のレティーロは、日本語でリタイヤ・隠居を意味しているそうです。 プラド美術館から東に歩いていくと「マリア・クリスティーナ・デ・ボルボン記念碑」がありました。 マリア・クリスティーナ・デ・ボルボンは、ナポリ・シチリアの王女として生まれ、スペイン王フェルナンド7世の4番目の妃で、長女である女王イサベル2世の摂政を務めたそうです。 プラド美術館から徒歩5分くらいの場所にある「レティーロ公園」に来ました。 「フェリペ4世の門(Puerta de Felipe IV)」から公園内に入りました。 背後にはプラド美術館の別館「カソン・デル・ブエン・レティーロ(El Cason del Buen Retiro)」も見えます。 「レティーロ公園」のマップがありました。 公園内には、大きなレティーロ池や、パラシオ・デ・ベラスケスによって建設されたパラシオクリスタルと呼ばれるガラスの美しい建築物や、解放軍博物館などもあります。 「フェリペ4世の門」の前には「パルテレ庭園」が広がっています。 整備された庭園に美しい花々が配置され、とても綺麗です。 「フェリペ4世の門」は、細やかな彫刻が施された白く美しい門です。 宮廷を思わせる美しい庭園が広がっています。 レティーロ公園から見えるプラド美術館の別館「カソン・デル・ブエン・レティーロ」の建物も瀟洒で、絵になります。 南側には三角錐型の屋根が並んだ、お城のような建物も見えます。 北側にある白い建物も美しいです。 プラド美術館の方へと戻っていくと、かわいい馬車の絵が描かれた2階建てバスが通り過ぎて行きました。 マドリードの観光名所を巡回する2階建てバスで、1日券の乗り降り自由で、座席には日本語の音声ガイドも付いているそうです。 プラド美術館に戻ってきました。 「サン・ヘロニモ・エル・レアル教会」が青空の下で美しく佇んでいます。 過去にはスペイン国王の戴冠式も行われ、日本の天正時代の遣欧少年使節団がスペイン国王フェリペ2世に謁見した場所でもあるそうです。 「La Tahona de Alburquerque」の本場のシーフードパエリアを堪能 「La Tahona de Alburquerque」は、マドリードのチャンベリ地区の閑静な一角にあるスペイン料理店です。 カスティーリャ料理、バスク料理、ガリシア料理、マドリッド料理、アンダルシア料理、アストゥリアス料理など、スペインのさまざまな地域の料理を組み合わせて最高のスペイン料理を提供しています。 バスに乗って、シベーレス広場から北に延びるレコレトス通りを進んでいくと、コロン広場に「コロンブスの像」がありました。 高い塔の上にコロンブスの像が立っています。 「La Tahona de Alburquerque」に着きました。 メニューボードにメニューが書かれています。 パエリア、ミックスサラダ、アンダルシアのガスパチョ、アセルガスレオガダス(不断草のオイル和え)、ローストビーフ、仔牛のフィレステーキ、ヒラメのソース煮、豚の血液入りソーセージ卵のせなどがあります。 地下に下りていくと、壁一面に大きな絵が描いてありました。 パンやぶどうなど、食べ物がオシャレに描かれています。 伝統的なカスティリアンスタイルで装飾された部屋が4つほどあり、大人数でも食事を楽しめるようになっています。 まずはサラダをいただきました。 トマト、レタス、玉ねぎをオリーブオイルでいただくシンプルなサラダです。 大きなパエリア鍋でシーフードパエリアが来ました。 パエリヤは、スペイン南東部のバレンシア地方で生まれ、バレンシア語でフライパンという意味だそうです。 パエリア鍋の写真を撮ったら、小皿に取り分けてくれました。 有頭エビ、アサリ、白身魚、パプリカ、ズッキーニなどが入った本格シーフードパエリアです。 本場のシーフードパエリアをじっくりと堪能しました。 デザートにバニラとチョコのアイスもいただきました。 おわりに 「プラド美術館」は、名画が集まる世界でも屈指の美術館でした。 ディエゴ・ベラスケスの「ラス・メニーナス(女官たち)」や、フランシスコ・デ・ゴヤの「着衣のマハ」、「裸のマハ」、エル・グレコの「胸に手を置く騎士の肖像」など、三大巨匠の傑作を鑑賞することができました。 ベラスケスの「ラス・メニーナス」は、世界三大美術館とも言われるプラド美術館でも最も有名な作品で、ピカソもこの絵をオマージュしており、バルセロナのピカソ美術館にピカソ版「ラス・メニーナス」が展示されているそうです。 「プラド美術館」のすぐ近くには、広大な緑が広がる「レティーロ公園」があり、美術館のような美しい公園も楽しむことができました。 スペインの首都・マドリードにある世界三大美術館「プラド美術館」で、三大巨匠「ベラスケス」、「ゴヤ」、「エル・グレコ」の作品を鑑賞して、美しい絵画の世界に誘われてみてはいかがでしょうか。 information.

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