町の小路の女 うつろひたる菊。 『蜻蛉日記』うつろひたる菊 現代語訳 藤原の道綱の母作 おもしろい よくわかる古文

蜻蛉日記『嘆きつつひとり寝る夜・うつろひたる菊』 現代語訳

町の小路の女 うつろひたる菊

彼女はけっして生まれつき身分が高かったわけではありませんが、 持ち前の美しさと、和歌の高い才能によって「藤原兼家」にみそめられ、一気に高貴な身分となりました。 「藤原兼家」は藤原家の繁栄に大きく貢献した人物なので、学校の授業で習ったことを覚えている方も多いかもしれませんね。 ただし、 一見華やかにみえる作者も、実際の生活では、夫の浮気に嫉するなどいつも不満を抱えていたようです。 「夫が家に来たけれども、嫉妬心からしばらく無視していると別の女性のところに行ってしまった」などはなんとも生々しいですね(笑) その後に作者が送った和歌には「悲しい」という言葉とともに、枯れかけた菊を添えています。 「蜻蛉日記」は物語の内容自体も高く評価されていますが、 素晴らしい和歌が多数収録されていることでも当時から絶賛されていました。 現代まで残っている「百人一首」でも、今回のあらすじでご紹介した なげきつつ ひとり寝(ぬ)る夜の あくるまは いかに久しき ものとかは知る が収録されているほどです。 ちなみに、「蜻蛉日記」以降、女性が描く日記文学は広く人気が高まっていって、 「右大将道綱母」の姪にあたる「菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)」は「 更級日記」を書き記しています。 「蜻蛉日記」は現代語訳なら非常に読みやすいのですが、かなり長い文章ではあるので、 興味のある方はマンガでざっくりと読んでしまった方がいいかもしれません。 漫画であれば、現代の女性にも非常におススメできます。 以上、『蜻蛉日記の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】』でした! 最後までお読みいただきありがとうございました はてなブックマークやSNSシェアなどしていただけると涙がちょちょ切れます。。。

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蜻蛉日記『嘆きつつひとり寝る夜・うつろひたる菊』 現代語訳

町の小路の女 うつろひたる菊

9月ごろになって、(兼家が)出て行った時に、文箱が置いてあるのを、手なぐさみに開けて見ると、よその女のもとに送ろうとした手紙がある。 おどろきあきれて、「見」たとだけでも(兼家に)知られようと思って、書きつける。 うたがわしい、あなたがよその女に渡した手紙を見ると ここへあなたが来るのは途絶えようとするのだろうか などと思っているうちに、どうしようもなく(なるほど案の定)、十月末ごろに、三晩たびかさなって姿を見せないときがあった。 何事もなくて、「ちょっとあなたの気持ちを試してみる」などと思っていると(時間が過ぎてしまって)思わせぶりである。 ここから、夕方ごろに、「宮中に行かざるをえないのだった。 」と(兼家が)言って出ると、(私は)納得できないで、人にあとをつけて調べさせると、「町小路であるどこそこに、泊まりなさる。 」と来た。 思った通りだと、とてもなさけなくつらいと思うけれども、言う手段も分からないでいるうちに、二、三日ばかりあって、明け方に、門をたたくときがある。 来たのであるようだと思うけれど、つらくて開けさせないので、(兼家は)例の女の家らしきところに行ってしまった。 早朝に、ただではすまされないと思って、 嘆きながらひとりで寝る夜が明ける間はどれほど長いか知っているでしょうか、知らないでしょうね と、いつもよりは注意をはらって書いて、盛りのすぎている菊にさし結んだ。 返事は、「夜明けまでも試みようとしたけれど、急ぎの召し使いが来合わせたので(行かねばならなかった)。 もっともなことだよ。 なるほどそのとおりだ、冬の夜ではないまきの門をなかなか開けてくれないのはつらいことだったな」 それにしても、まったく不審に思うほどに、しらばっくれている。 しばしば、こっそりしている様子で、「内裏に。 」などと言いつづけているのが当然なのに、ますます不愉快に思うことは、限りないことよ。

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蜻蛉日記について質問です。

町の小路の女 うつろひたる菊

彼女はけっして生まれつき身分が高かったわけではありませんが、 持ち前の美しさと、和歌の高い才能によって「藤原兼家」にみそめられ、一気に高貴な身分となりました。 「藤原兼家」は藤原家の繁栄に大きく貢献した人物なので、学校の授業で習ったことを覚えている方も多いかもしれませんね。 ただし、 一見華やかにみえる作者も、実際の生活では、夫の浮気に嫉するなどいつも不満を抱えていたようです。 「夫が家に来たけれども、嫉妬心からしばらく無視していると別の女性のところに行ってしまった」などはなんとも生々しいですね(笑) その後に作者が送った和歌には「悲しい」という言葉とともに、枯れかけた菊を添えています。 「蜻蛉日記」は物語の内容自体も高く評価されていますが、 素晴らしい和歌が多数収録されていることでも当時から絶賛されていました。 現代まで残っている「百人一首」でも、今回のあらすじでご紹介した なげきつつ ひとり寝(ぬ)る夜の あくるまは いかに久しき ものとかは知る が収録されているほどです。 ちなみに、「蜻蛉日記」以降、女性が描く日記文学は広く人気が高まっていって、 「右大将道綱母」の姪にあたる「菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)」は「 更級日記」を書き記しています。 「蜻蛉日記」は現代語訳なら非常に読みやすいのですが、かなり長い文章ではあるので、 興味のある方はマンガでざっくりと読んでしまった方がいいかもしれません。 漫画であれば、現代の女性にも非常におススメできます。 以上、『蜻蛉日記の【あらすじ・現代語訳・簡単な要約・読書感想文・解説】』でした! 最後までお読みいただきありがとうございました はてなブックマークやSNSシェアなどしていただけると涙がちょちょ切れます。。。

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