遺族 年金 内縁 の 妻。 内縁の妻は遺族補償年金を受給できるか?

遺族年金は内縁の妻でも受給できる?本妻は受給できないのか?解説

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内縁の妻が勝訴した要因• 男性が亡くなるまでの12年間同居していた• 男性の通院や介護を行なっていた• 遺族厚生年金の申請をしたが婚姻関係が形骸化したとは言えず不支給となった• 2000年から本妻とは完全に別居状態であり離婚しているのと同じ状況であった 上記の事実を裁判所が公平な立場で判断した結果、 本妻ではなく内縁の妻が遺族厚生年金を受給するのが妥当。 という判断を下したことになります。 遺族年金は内縁の妻も受給可能 裁判の判決からも分かるように、 内縁の妻でも遺族年金を受給することは可能になります。 今回のケースのように、 配偶者が遺族年金を受給する場合は、被保険者が死亡した際にその被保険者によって生計が維持されていた配偶者である必要があります。 そして、この 配偶者には「法律上の夫婦である本妻」だけでなく事実上、「婚姻関係にある内縁の妻」も含まれるのです。 そして、「生計が維持されていた」という点では、 本妻は2000年から12年間も別居状態であったため生計が維持されているとは言い難いでしょう。 一方、内縁の妻は長年に渡って同居している実態からも生計が維持されている状態と言えます。 内縁の妻が遺族年金を受給する場合は本妻は受給できない とは言え、「 法律的に婚姻関係にある妻が遺族年金を受給できない」というのも、本妻からすれば納得が出来ないことでしょう。 「 遺族年金の一部でも受給できないのか?」と疑問に感じる人も多いでしょうが、結論をお伝えすれば、 本妻は遺族年金を受給することは出来ません。 本来、法律婚と事実婚が重複する「重婚的内縁関係」に当たる場合、優先されるのは本妻です。 そのため、今回のケースでも、 「本妻が被保険者と同居し生計が維持されていた場合は本妻が遺族年金を受給した可能性が高い」と言えます。 一方で、「 事実上離婚状態である場合は、内縁の妻が優先されるケースがある」ということが今回の判決結果となります。 本妻が遺族年金が受給できないのは事実上の離婚状態である場合 上記を振り返るとポイントになるのは、「法律婚か?」「事実婚か?」という話よりも「 事実上の婚姻状態であり生計が維持されていた妻はどちらなのか?」という点になります。 この判断軸は非常に曖昧な部分でもありますが、以下のようなポイントを総合的に加味して判断されることになります。 事実上の婚姻状態を判断する基準• 別居することになった背景• 別居している期間(長い方が不利でしょう)• 婚姻関係を維持する意思があるか否か• 婚姻関係を修復するための努力があったか否か• 夫への経済的依存があるか• 別居後の面会や連絡頻度 上記の基準から総合的に判断することになりますので、 「 単純に別居歴20年だから内縁の妻が遺族年金を受給できる」という単純な話にはならないでしょう。 本妻の立場としては、内縁の妻が遺族年金を受給することに納得が出来ないと思いますが、 遺族年金を受給するためには、生計が維持されておりマメに連絡を取り合うなどの対策も必要である。 ということです。 今回の判例のように、夫が別の場所で新しい女性と同居している事実を知らずに長年別居していると、 遺族年金が受給できず後々後悔してしまうリスクがあるでしょう。 まとめ 遺族年金は内縁の妻でも受給することができるのか?について解説を行いました。 結論、 複数の基準を照らし合わせて本妻よりも内縁の妻が「事実上の婚姻関係にある」と判断された場合は、内縁の妻が遺族年金を受給することになります。 死後にトラブルが起きないように被保険者の方は事前に誰に何を相続するのか等、しっかりと計画しておくべきと言えます。

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遺族厚生年金(受給要件・支給開始時期・計算方法)|日本年金機構

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2012年に亡くなった建設会社元社長の男性(当時93)と内縁関係にあった岐阜市の女性(59)が、遺族厚生年金を不支給とした国の処分の取消しを求めた訴訟で、名古屋高裁は11月上旬、処分の取消しを命じた1審判決を支持し、国側の控訴を退けた。 報道によると、この女性は長年にわたって、男性と交際していた。 男性が亡くなるまでの12年間は、女性方で同居。 男性の通院に付き添ったり、介護に携わったりした。 男性の死後、遺族年金の給付を国に請求したが、男性と本妻との婚姻関係が形骸化していたとはいえない、として不支給とされていた。 名古屋高裁は「2000年以降、(男性と本妻は)完全に別居し、事実上の離婚状態だった」と指摘。 女性が配偶者にあたるとした1審判決を支持した。 今回のように、内縁の妻が、遺族年金を受給できるのはどんなときだろうか。 その場合、本妻は年金を受給できるのだろうか。 に聞いた。 この『配偶者』には、婚姻の届を出した法律上の妻(本妻)だけでなく、事実上婚姻関係と同様の事情にある事実婚の妻(内縁の妻)も含まれます。 したがって、内縁関係にある夫が死亡した当時、その夫によって生計を維持していたといえるのであれば、内縁の妻であっても遺族年金を受給することができます」 その場合、本妻は遺族年金を受給できるのだろうか。 「できません。 今回のようなケースは『重婚的内縁関係』(=法律婚と事実婚が重複する場合)といいます。 このようなケースでは基本的に、法律婚の妻(本妻)が、遺族年金を受給できる『配偶者』として扱われます。 しかし、法律婚が実態を失って形骸化し、事実上の『離婚状態』となっている場合、本妻は『配偶者』と認められず、事実婚の妻(内縁の妻)が『配偶者』として扱われます」 今回のケースでも、判決が確定すれば、男性の死亡時にさかのぼって、本妻は受給権を失うことになるというわけだ。 「内縁の妻にとっては、本妻の婚姻関係が『事実上の離婚状態』であることを認めてもらえるかどうかがポイントです。 それがどのような状態なのかは、明確に定義されておらず、個々の事案に即して判断されます。 具体的には、(1)別居の経緯、(2)別居の期間、(3)婚姻関係を維持する意思があるかどうか、(4)婚姻関係を修復するための努力がなされたか、(5)本妻の夫への経済的依存の状況(生活費の送金など)、(6)別居後の音信・訪問の状況(食事を共にする、旅行するなど)などの事情が考慮されます。 たとえば、別居が30年以上続いたとしても、それだけで『事実上の離婚状態』と判断されるわけではありません。 本妻の立場からすると、遺族年金を受給するには、別居後も夫と連絡を取り合ったり、直接会ったり、生活費を送ってもらったりするなどして、『事実上の離婚状態』と判断されないよう行動することが重要になるでしょう」.

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遺族年金もらえる人の条件、26個の具体例と家系図イラストで受給資格を解説、再婚・離婚、養子縁組、内縁・事実婚、養育費

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どちらも独身の内縁関係の場合は? 婚姻はしていないけれど内縁関係 事実婚関係 、というケースでも遺族年金はもらえるのでしょうか? 原則、遺族年金は婚姻関係のある配偶者に支給されるものです。 しかし、内縁関係であっても要件を満たせば遺族年金が支給されます。 今回は、どういった要件を満たせば遺族年金が支給されるのかをご紹介したいと思います。 相手方に配偶者がいない内縁 事実婚 関係の場合 「相手方に配偶者がいない内縁関係の場合」とは、相手方と自分は戸籍上独身で、婚姻の届出をしていないけれど、社会通念上、夫婦としての共同生活があると認められる場合のことです。 簡単にいうと、 籍を入れずに夫婦関係にある場合です。 夫婦別姓のまま結婚生活をしている人がこの代表例です。 相手方に配偶者がいない内縁関係の場合は、ただ籍を入れてないだけであとは籍を入れた夫婦と同じような生活を送っているわけですから、さほど難しくはありません。 手続きのための書類は、同一世帯なら通常の遺族年金請求と同じもの、世帯は違うが住民票上で同じ住所なら「別世帯となっていることについての理由書」「第三者の証明書」が必要です。 このケースでのポイントは、住民票がどうなっているかです。 内縁関係でも住民票上で同一世帯であれば、遺族年金の審査にあたり受給しやすくなりますので、住民票上で同一世帯にしておくとよいでしょう。 また、同一世帯にする際、どちらかを「未届の妻(夫)」という続柄にしておくとさらによいでしょう。 住民票上の住所がそれぞれ異なっていたり別居していたりすると、審査が厳しくなり、この他に必要な書類が求められます。 以下、同一世帯で内縁関係の場合の必要書類を挙げました。 参考にしてください。 死亡者の除籍謄本• 請求者の戸籍謄本• 死亡者の住民票の除票• 請求者の世帯全員の住民票• 請求者の所得証明書• 死亡診断書の写し• 請求者の預金通帳• 死亡者、請求者の年金手帳 年金証書 では、別居中だが戸籍上の配偶者がいる人と内縁関係にある場合、遺族年金はどちらに支払われるのでしょうかこのケースについてはでご紹介します。

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