スペース ジェット。 三菱スペースジェット、米国での飛行試験再開

日本の航空機登録、3月はスペースジェット10号機など8機を新規登録

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これを受け、MFCの全従業員に感染症対策の教育を実施し、5日から飛行試験を再開した。 5日は飛行試験初号機(登録記号JA21MJ)を使い、1時間ほど飛行した。 一方、日本国内では、2016年以降に実施した設計変更を反映した飛行試験10号機(JA26MJ)を使った飛行試験を続けている。 三菱航空機によると、県営名古屋空港内に構える本社のスタッフは、新型コロナウイルス感染症の感染予防のため在宅勤務をメインにしており、分割シフトで出社して対応しているという。 3月に初飛行した10号機は、国が機体の安全性を証明する「型式証明(TC)」取得時に使う機体。 天候に恵まれ飛行回数を稼げる米国のMFCへ持ち込む計画だが、米国などへの渡航制限が解除されるまでに時間がかかることから、飛行試験は当面日本で実施していく。 MSJの納期は、6度目の延期により2021年度以降を予定している。 *10号機の初飛行は。 *19年12月のMFC公開は。 関連リンク スペースジェットとCRJ事業関連 ・(20年5月7日) ・(20年4月10日) ・(20年3月18日) ・(20年2月12日) ・(20年2月12日) ・(20年2月10日) ・(20年2月6日) ・(20年2月7日) ・(19年12月12日) ・(19年10月31日) ・(19年6月19日) ・(19年6月18日) ・(19年6月6日) 客室モックアップの動画(YouTube ) ・.

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スペースジェット、「巨額減損」でも平気なのか

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三菱重工業(7011)は、国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を進める子会社の三菱航空機の人員を削減する方針を固めた。 5月22日にNHKが報じたもの。 Aviation Wireの取材によると、人員半減や量産機の製造中断に加え、米国の開発拠点閉鎖も含めて検討しており、将来的な開発中止も視野に含めた大幅な見直しを進めている。 県営名古屋空港内に本社を置く三菱航空機の社員数は、開発やマーケティングなど約1500人。 半数の社員を三菱重工の他部署へ移すことを前提に、組織再編を進めるとみられる。 米ワシントン州にある米国の飛行試験拠点「モーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)」も見直しの例外ではなく、閉鎖の可能性も含めて検討していくもようだ。 MFCの格納庫からプッシュバックされる三菱スペースジェット。 MRJ時代は、メーカー標準座席数が88席の標準型「MRJ90」と、76席の短胴型「MRJ70」の2機種の開発を計画していた。 改称後はMRJ90を「SpaceJet M90」に改め、リージョナルジェット機の最大市場である北米のニーズに最適化した70席クラス機「SpaceJet M100」を、現在開発中のM90を基に開発し、2023年に投入する計画だった。 北米向けのM100は、開発着手に向けた検討作業を凍結。 一方で、M90の納期は6度目の延期により2021年度以降を予定しているが、見通しは依然不透明なままだ。 当初の納期である2013年から、10年遅れになる可能性すら出てきている。 三菱重工の2020年3月期通期の連結決算は、本業のもうけを示す事業損益が295億3800万円の赤字(19年3月期は2005億7000万円の黒字)となり、20年ぶりに赤字転落。 スペースジェットによる損失を、早期に最小化する必要性に迫られている。 三菱航空機は、機体の安全性を証明する「型式証明(TC)」を国から取得時に使う飛行試験10号機(登録記号JA26MJ)を、3月14日に初飛行させた。 開発段階で発生した配線や電子機器などの設計変更が900カ所以上にのぼり、2016年以降に実施した機器の配置や配線、配管、空調ダクト、ワイヤーハーネス、システムなどの変更を反映した機体だ。 しかし、関係者によると10号機でも不具合を十分につぶしきったとは言い切れず、このまま試験を継続した場合、2021年には納入が間に合わない可能性が出てきているという。 モーゼスレイクのMFCでは、10号機の完成遅れの影響を受け、すでに試験を実施している4機の飛行試験機を改修して、遅れを挽回しようとしてきた。 ところが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大で3月下旬から飛行試験が中断となり、5月5日から再開したばかり。 10号機は日本で試験を続けているものの、MFCへ持ち込める時期は決まっていない。 量産も課題 また、仮に開発が完了しても、コンスタントに量産していくことも課題だ。 三菱航空機の水谷久和会長は以前、「製造する三菱重工では、これまで月産3機以上のペースで完成機を造ったことがない」と述べ、月産10機といった民間機のペースでの製造には時間がかかるとの見方を示していた。 航空機も一般的な商取引と同様、顧客に引き渡さない限り、機体の代金をすべて受け取ることができない上に、動く金額が大きい。 納入が遅れれば遅れるほど、体力を消費していくことになる。 ファンボロー航空ショーで飛行展示を披露したMRJ(当時)。 しかし、度重なる納入遅延により代替機を手配済みだ。 すでに計画通りに納入が始まらないことを念頭に経営計画を立てているものの、開発中止となれば影響がゼロでは済まないだろう。 2014年に発注した段階では、カナダのボンバルディアとブラジルのエンブラエルが製造するリージョナルジェット機を運航していた。 これをエンブラエルに一本化した後、7年程度かけてスペースジェットを導入予定だった。 JALもスペースジェットが納入遅延や未納となった場合への対処が現実的になってきた。 また、航空機は顧客に引き渡してしまうと、20年程度の寿命を迎えるまでケアする必要がある。 そうであれば、引き渡し開始前にプロジェクトを終了してしまう方が、赤字を長期にわたり垂れ流し続けるリスクを抱えるよりもよいと考えるのは現実的な選択肢だ。 三菱重工の大幅見直しは、新型コロナウイルスの影響というよりは、開発が不透明な状況から脱しきれないことが要因だとする声が社内から聞かれる。 国産初のジェット旅客機は幻となるのだろうか。 関連リンク 7月から新体制 ・(20年6月16日) 20年ぶり赤字 ・(20年5月12日) 70席級M100は検討中断 ・(20年5月11日) 客室モックアップの動画(YouTube ) ・ 幻になるか ・(20年2月10日) スペースジェット ・(20年5月7日) ・(20年4月10日) ・(20年3月18日) ・(20年2月12日) ・(20年2月12日) ・(20年2月6日) CRJ事業 ・(20年5月7日) ・(20年5月7日) ・(19年6月27日) ・(19年6月25日) ・(19年6月6日).

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開発加速へ「スペースジェット」走行試験 県営名古屋空港 : 中京テレビNEWS

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スペースジェットの納入延期と、それに伴う関連資産の減損1300億円には、単なる開発遅れ以上の意味がある。 それはスペースジェットが近い将来に事業化し、利益をもたらすことを「当面期待できない」ということを三菱重工が認めたことを意味する。 三菱重工の小口正範CFO(最高財務責任者)は「いったん事業化のことは考えずに、開発に専念するしかない」と、今回の会計処理の意味を解説する。 三菱航空機の親会社である三菱重工が繰延税金資産を計上するということは、三菱商事やトヨタ自動車も出資している三菱航空機の価値を実質ゼロと見なすことにほかならない。 3月末には債務超過に 三菱重工はボンバルディアが持つスペースジェットと同クラスの航空機CRJの保守部門を買収する予定だ。 こうした動きはスペースジェット事業化後を見据えてのものだが、開発が遅れれば、買収に伴うシナジー効果は宙に浮くことになる。 三菱重工の泉澤清次社長(左)は「安全第一で型式証明取得試験に専念する」と語る。 右は小口正範CFO。 写真は2020年2月の決算説明会(撮影:風間仁一郎) 売り上げのない三菱航空機は3月末には債務超過に陥るが、増資はせずに三菱重工からの貸し付けで資金繰りをまかなう。 仮に開発がうまくいって事業化しても、三菱航空機への出資関係を含めてどのような体制で三菱航空機を運営するかなど、難題はいくつも待ちかまえている。 ただ、これほどの巨費をつぎ込んでも三菱重工の経営は揺るがない。 近年の構造改革によって有利子負債が圧縮され、その額は2009年3月期末の1兆6128億円から2019年3月期末の6651億円へ、約半分に減らした。 岩塚工場(名古屋市)の売却を決めたほか、祖業である造船部門でも長崎造船所香焼工場が売却交渉入りするなど、稼働率の低い工場の整理を進めている。 泉澤社長は「国の発展段階によって必要とされる産業は変わる。 進化の歴史ではないか」と語る。 スペースジェットに1400億円の開発費をかけても、2020年3月期のフリーキャッシュフローは1000億円を確保する見込みだ。 これは長年懸案になっていた日立製作所との訴訟が和解になり、期末に2000億円が入ってくるほか、スペースジェット以外の事業が好調なためだ。 中でも発電(パワー)事業は、日立との和解によって三菱日立パワーシステムズが三菱重工の完全子会社になる。 大型タービンでは世界トップクラスのシェアを握り、とくに環境性能のいい高効率タービンが好調だ。 今後も、既存設備のメンテナンス需要が伸びることを見込む。 足元ではコロナウイルスの影響で景気減速の波も押し寄せている。 航空事業の主要顧客であるボーイングは債務超過にあえぎ、3月17日にはアメリカ政府に支援を求めた。 今後、スペースジェットの事業化を悠長に待つ体力があるのか。 三菱重工が正念場に立たされる可能性は低くない。 は「四季報オンライン」で.

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