本 好き の 下剋上 完結。 本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜ドラマCD

本 好き の 下剋上 完結

シリーズ累計200万部突破! 電子書籍を含む 舞台は貴族の学校へ! 大人気ビブリア・ファンタジー新章突入! 【あらすじ】 約二年間の眠りから目覚めたローゼマイン。 周囲の変化は大きく、浦島太郎状態に不安がいっぱい。 けれど、休む間もなく、貴族になるための学校「貴族院」へ入学する。 そこは魔力の扱いや魔術具の調合を教えられ、領主候補生は領主として領地を治めるための魔術を学ぶ場。 個性的な教師や他領の子供達と一緒に寮生活をしながら、成長を目指す————はずが、院内に大型図書館があるとわかって大変。 王族も領主候補生もほぼ眼中になく、ローゼマインは図書館へ突き進むのだった! 本を読むためには手段を選んでいられません! 学園を舞台に繰り広げられる、ビブリア・ファンタジー新章開幕! 約二年間の眠りから目覚めたローゼマイン。 周囲の変化は大きく、浦島太郎状態に不安がいっぱい。 けれど、休む間もなく、貴族になるための学校「貴族院」へ入学する。 そこは魔力の扱いや魔術具の調合を教えられ、領主候補生は領主として領地を治めるための魔術を学ぶ場。 王族も領主候補生もほぼ眼中になく、ローゼマインは図書館へ突き進むのだった! 本を読むためには手段を選んでいられません! 学園を舞台に繰り広げられる、ビブリア・ファンタジー新章開幕! このライトノベルがすごい! 2018 単行本・ノベルス部門 第1位。 著者について web版を読んだ人もまた何度目かの貴族院入学を読んでいるところでしょうか。 マインのおこす騒動がユルゲンシュミットを揺るがす序章とも言える本巻ですが、前半は浦島太郎状態のマインの嘆きから始まり、如何にフェルディナンドがマインを貴族院に行かせるかという部分がポイント。 そこから一気に場面が変わり貴族院を舞台とした色々が始まります。 イラストの初顔出しはカラー口絵に寮監のヒルシュールと側仕えブリュンヒルデとリーゼレータの2人。 挿絵ではディートリンデとハルトノート 違うかな? 表紙のシュバルツとヴァイスも可愛らしく「大変結構」ですが、個人的なイラストの一押しは途中挿絵にあるアンゲリカが焦った姿でしょうか。 表情が乏しく何考えてるか分からない印象のアンゲリカですが人間味を見せているイラストがとっても可愛い1冊です。 さて、本編は暴走列車の如く図書館に突き進むローゼマイン様に巻き込まれる貴族院の様相は同情を禁じ得ない仕上がりとなっております。 生徒ばかりではなく先生をも巻き込み障害となる座学に実技など何も無いと言わんばかりのブレなさ具合は痛快な気持ちで一気に読みあげる事が出来るでしょう。 また、この作品のこの辺りから大領地 主にディートリンデ や王族 主にアナスタージウス のやり取りや無理難題が出てくるのですが、そのやり取りは個人的な印象ですが、領地を会社に置き換えて見てしまうことがしばしばあります。 大領地 クライアント とやり取り相手するローゼマイン様 窓口担当。 領主 上司 からの命令 順位上昇 に取り組み、1年生 現場 を鼓舞し、ヴィルフリート 同僚 をフォローしつつ、自分のやりたいことに忠実に生きながら目的を達成しようとする様は たとえフェルディナンドの掌の上であっても 尊敬してもいい働きと言えるでしょう。 なぜジルベスターが頭を抱えるのかわかりませんw 俺たちができないことをやってのけるマイン様かっけぇ!なんて感じることもしばしばですが、そういった楽しみ方が出来ることもこの作品の魅力の一つなんだと思います。 SSはリーゼレータ視点の貴族院とマインが起きた時の下町の家族です。

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本好きの下剋上が完結しました。

本 好き の 下剋上 完結

もう先月でしたかね。 なろうの方で完結してました。 良かったねー、良かったねー。 と、今までの話を反芻するに、感慨深い気持ちになる終わり方でした。 最後の方はトントンン!という感じに終わったので、これは2次SSが捗りますね。 レティーツィア視点のその後の話が読みたいわぁ。 ところでですが、自分、小説読んで感動することはよくあるのですが、泣いてしまうというのはあんまり無いんですね。 両手で数えられるくらいの回数しかないと思います。 媒体の違いでしょうね。 小説は基本的に自分の頭の中で組み立てながら読んでるので、泣く前に考えるフェーズが入るから、あんまり泣くことはないのかしらねー、と思っていたりしたところ。 そこでこの本好きの。 もうガチ泣きでしたのでね。 なんかおもしろいの読みたい、という方にはオススメですよ。 いや今の話から泣けるイコールいい作品とは限らんのだが。 個人的に、幼女はあまり好きじゃないけど、幼女が急成長して美人になる話は大好きなので、似たような癖を持っている方がおられましたら尚のこと。 shioni.

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本 好き の 下剋上 完結

「フェルディナンド様!さあ!ぎゅーして下さいませ!」 ローゼマインの言葉にフェルディナンドは頭を抱えた。 * 今日もいつもの様にアレキサンドリアは暖かい。 また普段よりも殊更天気がよく、雲ひとつない快晴であった。 窓から差し込める光は眩しいくらいであろう。 しかし、ことこの場所においては天気など関係ない。 この部屋には小窓すらなく、外と中を繋ぐ唯一の扉は完全に閉じられており、外部からは完全に遮断されていた。 机には乱雑に書類が積まれ、辺りには描きかけの魔法陣が記された紙が散らばっている。 棚には色とりどりの薬品が置かれ、その数は計り知れない。 ここはフェルディナンドの隠し部屋であった。 部屋中にフェルディナンドの個人的な趣味のものが置いてあり、フェルディナンドにとってはいわば楽園とも言える場所である。 しかし、フェルディナンドの顔はとても楽園に居るような表情ではない。 呆れや疲れが全面に滲み出ていた。 そんな彼の腰掛ける長椅子の前には、彼の婚約者であり、数日後には妻となる予定の愛しい人、ローゼマインが、淑女らしからぬ仁王立ちをして両手を広げていた。 ぎゅーをご所望らしい。 ぎゅーというのは元々、幼い頃精神的に不安定な事が多かったローゼマインを落ち着かせるためにやっていたものだ。 フェルディナンドは椅子に座り、ローゼマインはフェルディナンドの上に座る。 そして、背中に腕をまわす。 早い話抱擁である。 これはローゼマインが幼いが故に許容できた事であり、ローゼマインが劇的な成長を遂げてからは、またローゼマインが婚約者となってからは、フェルディナンドはこれを極力避けていたのだった。 無論、フェルディナンドにとってはただの生き地獄だからである。 愛しい女性に抱きしめられて落ち着くなどと言えるほど、フェルディナンドは理性に自信がなかった。 ローゼマインとて、ぎゅーを避けられているのには気づいていたはずだ。 そもそも彼女のアウブという立場が男と二人きりになるのを阻んだのも理由の一つである。 しかし、ローゼマインにはそれが不満であり、また負担でもあった。 心の安寧を保つ為のその行為が、直接言われてこそいないが禁止され、にも関わらず今まで以上に忙しい日々を強いられてしまったのが大きい。 ストレスの捌け口というか、気持ちを和らげてくれるものというか、まあそんな感じのが突然失われてしまった彼女は落ち込んだというものだ。 流石に顔に出すことはしないが。 こうして、ローゼマインはどうにかぎゅーをしてもらうために二人きりになる計画を実行に移していた。 "星結びについて話したいことがある" そう言ってフェルディナンドの隠し部屋に押し入ったのだ。 フェルディナンドからは鋭い視線を向けられ、背後からはローゼマインの兄の批判が飛んできた。 しかし、ローゼマインは気にしない。 もう二年間ぎゅーが補充されていないのだから、多少強引でも仕方ないのだ。 そんな訳で時間は現在へと戻ってくる。 ローゼマインは期待に胸を膨らませ両腕を広げていた。 フェルディナンドは思わず片手で顔を覆い、溜息を漏らす。 ほんの一瞬とも言える時間が過ぎたが、フェルディナンドの思考は高速処理をしていた。 ローゼマインが今まで我慢をして頑張ってきたのは知っている。 その苦労を誰よりも近くで見て、自分に出来ることでなら支えてきたつもりだ。 しかし、やはりローゼマインに課せられたものはとても大きい。 何しろ、未成年アウブであり、女神の化身であり、聖女である。 改めて考えてみても圧巻ともいえる肩書きが彼女に負担を与えていたのは間違いない。 それに、今まで外聞が、と彼女の申し出を断ってきたのだが、二人きりで隠し部屋に入ってしまった時点でもはや気にする所ではなかった。 一番心配なのは自分の理性やその他もろもろなのだが、逆にここを耐え抜けばあとは星を結ぶだけだ。 どの道、ここに長居はできない。 …少しくらいならいいのではないか。 抱きしめられている間は彼女の髪でも弄りながら新しい魔術具について考えていれば気も紛れるというものだろう。 なんだかんだローゼマインに甘々なフェルディナンドは、よく頑張った彼女を労う為に少し気が重いながらも腕を広げた。 フェルディナンドがぎゅーを了承してくれたのを理解したローゼマインは花開いたように笑顔を見せ、フェルディナンドの胸へと飛び込んだ。 思い切り抱きつけば、同じように抱きしめ返された。 鼻腔をくすぐる久しぶりの香りに安堵の息を漏らす。 一方フェルディナンドはというと、婚前最後の試練に耐え忍んでいた。 この世で唯一、最も愛しい女性の体温の温もりが自分の腕の中にある。 普通の男であれば、ふわりと香るリンシャンの香りでとっくに陥落していてもおかしくはない。 しかし、フェルディナンドはこの二年間耐え抜きつなぎ止めた鋼の理性を持っており、現在は速くなりつつある鼓動を落ち着かせる事に神経を向けていた。 とても魔術具どころではない。 二年とはあっという間かそれとも長すぎる期間か。 フェルディナンド、そして2人の側近達は間違いなく後者を答えるだろう。 長い時間をかけて最愛の女性への想いはどんどん募り、比例して理性もどんどん硬化していく。 もし、理性や精神力が可視化出来るのであれば、フェルディナンドのそれはユルゲンシュミット随一のものであることは明らかである。 すんすん ふとローゼマインは匂いを嗅ぐような動作を見せた。 別に体臭に拘ったりは特にしていないが、そんなにも露骨に匂いを嗅がれると何か匂いがするのかと不安になるし、それよりも愛しい人の柔らかい体に抱きしめられ、挙句匂いを嗅がれる男の気持ちも少しくらい考慮して欲しいものである。 「フェルディナンド様の匂いはとても落ち着きますね」 囁くようにローゼマインは口に出した。 以前もそのような事を言っていた気がする。 落ち着くと言われるのは複雑だが、それ以前に嗅ぐな、そう言いたくなる。 「わたしはもしかしたら匂い『フェチ』なのかも知れませんね」 続けてローゼマインは言った。 フェルディナンドには聞き慣れない発音の言葉であった。 恐らくはあちらの世界での言葉であると察しをつけ、その意味を詳らかにするよう言えば、ローゼマインは更に続ける。 「なんと言えばいいでしょうか。 そうですね、フェチというのはフェティシズムの略で、相手の身体的特徴の好み、といったところでしょうか。 例えば、手の形が好きだとか、こんな筋肉やこんな髪質が好みだとか、そんな感じです」 なるほど。 早い話相手の好ましいところ、と言ったものであろう。 それで君は匂いフェチというものなのか、そう問えばローゼマインはやや渋い顔をする。 「うーん、自覚はないのですけど、フェルディナンド様にぎゅーされるとつい匂いを嗅いでしまいます。 とても落ち着く、いい香りなので。 別に誰彼構わずという訳ではないですよ」 最後のは当たり前だ。 という返答をしておいて、フェルディナンドは顔を逸らした。 顔に熱が集まっていくのを感じた為である。 そしてフェルディナンドは考えた。 自分もちゃっかしローゼマインの柔らかな香りを楽しむことがあることについて。 抱きしめられた今もそうだが、彼女が傍にいるとほぼ無意識で香りを楽しんでいるのは私とて同じだ。 しかし、それはローゼマインだからであり、不本意ながら言葉を借りるなら誰彼構わずの訳では無い。 美しい彼女を愛でるのはその配偶者の特権であろう。 しかしそうだな、フェチ、か。 フェチが好きなものを指すのであれば、私はローゼマインの匂いだけが好きなわけではないので、私の場合、匂いフェチ、というよりはーーーー 「それならば私はフェルディナンド様フェチですね」 思考の上にローゼマインの言葉が被さった。 まさか自分と全く同じ事を考えているとは思っていなかったフェルディナンドは、ローゼマインの言葉に思わず固まってしまう。 ローゼマイン曰く処理落ちというものである。 フェルディナンドの固まって回りにくい頭ではローゼマインの言葉の意図を読み取ることに思考を総動員させていた。 ローゼマインはそれがどういう意味を指すのか理解しての発言なのか。 いや、きっと理解していないのだろう。 こう考えている今もローゼマインは急に黙った私を不思議そうに見つめている。 ローゼマインは自ら説明しておいてそこにある意味に気づいていないというのか。 フェチは好いているものを指すという自分の言葉への認識が足りないのではないか。 私フェチと言うのは即ち私を好いている、と言っているも同然だ。 フェルディナンドは有り得ないと分かっていながらも、ローゼマインが言った言葉に微かな期待を抱いてしまっている。 ローゼマインが懸想を知らない事など、何度も聞いてきたというのに。 フェルディナンドは赤くなる顔、そして高鳴る鼓動を隠すために、ローゼマインの両肩に手をあてて体を少しばかり離し、その右肩には顔を寄せた。 「フェルディナンド様?」 呑気な声が左耳に降ってきて、フェルディナンドは溜息を漏らす。 それからほんの少しだけ経った後、フェルディナンドは落ち着いてきた心音を確認して、ローゼマインに言葉の意味を考えてから発言するよう苦言を呈せば、ローゼマインは唐突に静かに思案を始めた。 再び静かな空間になり、一体どうしたのかのかとフェルディナンドが顔をあげローゼマインを覗き込めば、ローゼマインは少し驚いたように瞳を大きくさせて、顔を上気させていた。 瞳はつやつやと潤み、白い肌を染めるあかいろは美しさを際立ていて、その様子にフェルディナンドもまた驚く。 ローゼマインは口をはくはくとさせて何か訴えようとしているが、音は発されていないためフェルディナンドの耳には届かない。 しかし、この一瞬の間に様子が変わったのは一目瞭然であり、その方面に関しては鈍いフェルディナンドもその様子に再び期待を込めてしまう。 フェルディナンドは思わず熱い視線を向けてしまった。 ローゼマインは耐えられないというように目を背け、赤い頬を隠すように小さな手で頬を覆った。 そのローゼマインはというと、自分がここ数分で発した言葉を照らし合わせ、フェルディナンドに遅れその意味を理解していた。 ローゼマインは婉曲にフェルディナンドへ告白してしまったという事にようやく気づき、フェルディナンドの挙動に納得がいく。 それもそうである。 フェルディナンドにしてみれば、想いを伝えてきた女性は平然と何事も無かったかのような様子を見せていたのだから。 やたら大きな溜息をつかれたあたり、私が特に言葉の真意に気づかず発言してまったことを悟ったのだろう。 ローゼマインとて、こんなあっさり、しかも本気なのかも分からないような形で気持ちを伝えりつもりは毛頭なかった。 いや、確かに星結びが近いからそれまでには、とは思っていたが、告白している自覚なしに告白してしまうというのは予想外である。 ローゼマイン的には、フェチはある種のそれぞれの好みということで認識をしていたが、ここでカルチャーショックである。 ローゼマインは間違いなく"好いているところ"といった意味の事を自ら教えており、その後にフェルディナンド様フェチですなんて言ってしまった。 フェルディナンド様が好きですと言っているのと同義である。 顔はみるみる赤くなり、首筋まで染まる勢いであった。 思わず顔を隠すが、その隙間から覗くのは先程からの熱い視線だ。 恥ずかしさから真っ直ぐフェルディナンドを見れないローゼマインなのであった。 フェルディナンドは先程の発言といい、この恥ずかしがるような様子といい、勘違いをしてしまいそうになるな、という思いを抱いていた。 思わず、腕の力を強めてしまう。 ローゼマインは一瞬ビクリと動くが、華奢な腕には力が込められた。 それだけでも胸の中が満たされてしまうのは気の所為ではない。 ローゼマインはもぞもぞと動いてフェルディナンドを再び見つめた。 そして、ほんの少しの間の後、決心したように言葉を紡ぎ始めたのだった。 「…フェルディナンド様、わたし、わたし、あの、えっと」 フェルディナンドは急かすことはせず、ローゼマインが言おうとしていることを待つ意志を伝えるように、さらりと髪を撫でた。 「ふぇっフェルディナンド様はいつもわたしの為に色々な事をして下さいましたね。 一つ二つではなく、数えることが出来ないほど。 それに、二年前の供給の間でも、わたしを最優先してくれるような事まで言ってくれました。 と、とても嬉しいですし、同時に、わたしもフェルディナンド様に色々な事をしてあげたいと思うのです。 その、あの、一生をかけて…。 別に、恩を返さなければ、という使命感だけではなくてですね、わたしがフェルディナンド様の傍に居たいんです。 それはなんでなのか、昔はその気持ちの意味を理解出来ていなかったんですけど、今なら分かります。 ……フェルディナンド様が好きだからお傍にいたいのです。 こ、こんな本狂いの虚弱なわたしですけど……」 よろしくお願いします、その言葉はフェルディナンドに強く抱き寄せられ消えていった。 * その後、満足気なフェルディナンドと顔がほんの少し赤いローゼマインが隠し部屋から出てきた時は、側近達の間で安堵と困惑が走ったという。

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