パートナーシップ ナーシング システム。 看護方式PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)のメリット・デメリットとは?|【医療ワーカー】看護師の求人・転職の情報サイト

PNS看護方式は上手く使えばメリット多いのに、下手な導入でダメシステムになっている(怒)

パートナーシップ ナーシング システム

目的 パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)の実際を看護現場で体験・学習し、自施設でのPNS導入・向上に役立てる。 日時 1か月前までに希望日をご相談ください。 研修費用 研修生1日1名につき2,000円+消費税 持ち物 白衣、名札、ナースシューズ、筆記用具他 宿泊 2日研修で宿泊が必要な場合は各自で手配してください。 更衣室 職員更衣室のロッカーを使用(貴重品はロッカーに施錠し保管) 昼食 ご自身でご準備ください。 (院内にコンビニエンスストアがございます。 ) 研修内容 【1日コース】 8:15 集合し更衣室案内 オリエンテーション 8:30〜12:00 PNSペアにシャドウイング 12:00〜13:00 昼食 13:00〜13:15 看護部長あいさつ・PNS導入の経緯 13:20〜 リシャッフル他 13:40〜14:00 病棟カンファレンス参加 14:00〜15:30 PNSペアにシャドウイング 15:30〜16:00 PNSの基本(講義) 16:00〜17:00 意見交換 【2日コース】 ー1日目ー 14:00〜15:00 オリエンテーション 看護部長あいさつ・PNS導入の経緯 15:00〜16:00 PNSの基本と委員会活動について(講義) 16:00〜16:30 実習病棟紹介(質問等) 更衣室案内 ー2日目ー 〜8:30 更衣し病棟へ 8:30〜12:15 PNSペアにシャドウイング 12:15〜13:15 昼食 13:20〜14:10 リシャッフル他 14:10〜16:00 PNSペアにシャドウイング 16:00〜17:00 意見交換 申し込み方法 【Step1】 以下のアドレスへ研修希望コースと日程を第3希望まで(人数も) 記入の上、送付してください。 例 第1希望 1日コース 1月1日 3名 第2希望 2日コース 2月1日〜2月2日 3名 第3希望 2日コース 3月1日〜3月2日 3名 日程調整の上、10日以内にメールにて回答いたします。 【Step2】 回答のメールに「研修申し込み書」を添付しますので、ご記入の上 返信してください。 また、研修費の振込先についてご案内いたしますので、 期日までのお振込みをお願いいたします。 【お問い合わせ・ご連絡先】 〒980-0803 仙台市青葉区国分町2丁目3-11 国家公務員共済組合連合会 東北公済病院看護部 TEL: 022-227-2211(内線 2360) E-mail: 2人で行う安全と安心の看護の提供 入職直後の新人とペアは、3人で業務にあたります。 入職当初は仕事の内容や動き方がわかりませんでしたが、パートナーの先輩方に教えて頂きながらひとつひとつ覚えていくことが出来ています。 パートナーと行う看護技術チェックでは、自分の課題が明確になり、先輩に認めて頂いた技術は自信に繋がっています。 分からないことがないかよくパートナーには声を掛けていただき、見守ってもらえていると実感できているので、安心して働くことが出来ています。 育児休暇明けでの復帰は不安も大きかったのですが、PNSを導入しているおかげで、常にパートナーと相談し2人で確認しながら業務を分担できるので安心して、より質の高い看護を提供できると思います。 現在は時短勤務で働いていますが、残務があったとしてもパートナーがいるからこそ他の人に仕事をお願いすることがありません。 また次勤務者への申し送りもお願いできるため、時間で仕事を終えることが出来るので、子育てをしながらでも働きやすい環境です。 働くスタッフの声 PNSパートナーと1日のスケジュールや業務における不安な点を気軽に相談できるため、安心して働ける環境であると共に、安全な看護の提供にもつながっていると感じています。 日々自分の未熟さに落ち込むことが多いですが、先輩は出来ている点も見て伝えてくれるため、達成感やモチベーションの向上にも繋がり少しずつ成長できていると感じています。 まだまだパートナーの先輩に頼ってばかりですが、先輩の技術を近くで学べるため、専門職として自立していきたいと思います。 フレッシュパートナーとして後輩と関わっています。 一緒に悩んだり考えたりしながら働くことで、後輩が日々成長していく過程を実感できています。 私自身、今まで教えて頂いた知識や技術の再確認や、技術のレベルアップの良い機会となっています。 PNSで働くことは、後輩そして私も成長できるものであると思います。 入職当初は毎日が初めての事ばかりで不安でいっぱいでした。 自分自身の技術の未熟さや知識不足に悩むこともありました。 しかしPNSのおかげでパートナーの先輩と、出来ている所や課題を振り返り日々の自信と活力になっています。 PNSパートナーの先輩だけではなく、毎日のペアの先輩、またチームの先輩方にも見守っていただき、困った時はいつでも相談できる安心感の中で働く喜びとやりがいを感じています。 入職して3年が経ち、フレッシュパートナーとして後輩と関わるようになりました。 後輩へ指導する中で自分自身が日々の看護を振り返り学ぶ機会が多くあります。 当院ではPNSを実践しているため、不安な事があればパートナー、またペアの先輩に細かく相談、報告が出来ます。 そのため安心して患者さんへ看護を提供することができ、自分の自信や技術の向上にも繋がっていることを実感しています。 入職したばかりですがPNSパートナーの先輩に分からないことを相談し、慣れていない技術は見守りをしていただいています。 先輩の方からも「困っている事はない?」と声を掛けて頂いているので、安心して働くことが出来ています。 看護の事はもちろん、挨拶など社会人としての基本も学び、人として成長できているように感じています。 フレッシュパートナーとして後輩と関わっています。 どのように指導すればよいか、患者さんのケアをどのように支援していったらよいか悩むことも多いですが、当院ではPNSを取り入れているため、パートナーの先輩やまた他のスタッフから助言を頂き、病棟全体で後輩の育成を行っています。 育児休業から復帰し病棟勤務は5年ぶりでした。 2人の子育てをしながら新しい部署で働くことへの不安がありましたが、PNSのおかげで常にパートナーと確認しながら勤務を行うことが出来ています。 患者さんのことで気軽に相談できるパートナーがいるため、日々安心して働くことが出来ています。 ||||||| Copyright c 2002-2009 TOHOKU KOSAI HOSPITAL. All Rights Reserved.

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PNS看護方式を成功させる方法!これでPNS導入の下準備バッチリ!メリットと必要なことを正しく理解すれば残業減らせる!

パートナーシップ ナーシング システム

パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)とは、二人の看護師がペアとなり、毎日の看護ケアや医療ケアの一切を共に行う看護体制です。 パートナーとなった二人は、行うべき看護業務に対して力を合わせて、共に考え、対等に実践していくことを求められます。 互いの特性と能力を活用し、互いに欠如している部分を補いながら協力して看護業務を行う事で確認作業を繰り返しながら安全なケアを実践できます。 看護職員の不安やストレスの軽減、業務負担の緩和、医療事故防止と知識や情報共有、コミュニケーションの活性化など効率的かつ安全な看護を行う事が出来る体勢と評価されています。 PNSメリット ・いつでも相談相手が共に居て、安心してケアが出来る ・患者さんにとっても、二人でケアを行ってもらえる分安心がある ・大変な清潔ケアや移動動作も二人で行う事で身体的負担が緩和される ・指示や処置の確認を必ず二人でできる状態にあり、ミスや確認不足、ヒューマンエラーが減らせる ・一人では不安な行為に対してフォローがついている ・相手の良いところを吸収できる 新人看護師にとってのパートナーシップ・ナーシング・システム 新人看護師がパートナーシップ・ナーシング・システムを導入する医療現場へ就職することへのメリットは、一人で行う事に対する不安を解消できると言う事です。 実践を繰り返していると、従来であれば一人立ちという事を経験することとなります。 自分では自信が無くても、先輩や教育担当者が大丈夫であろうと判断したら、一人で行わなければならない業務が増えてきます。 その業務量が増えてくると、気分は焦り、気持ちにゆとりが無くなります。 そこで発生するのはミスや失敗と言われています。 二人ペアで看護を行う事で、その精神的負担や不安を解消し、指導を受けながら安心して実践が出来ることが利点と言われています。 また、自分の実践を見守って貰う事で、リアルタイムでの指導を受けられ、どのようにすべきかなどと注意点や改善点を話し合いながら実践力強化を図ることができます。 ある程度経験をすると、先輩看護師も出来るものだと指導を受けられなくなります。 しかし、業務を共にしていることで、よりよい看護を考えながら実践教育を受けられます。 人の考える看護を聞きながら、自分の思いを振り返ることも出来、自己の看護観を深められる、看護に対してあらゆる方向性を見出す力が養われます。 パートナーシップ・ナーシング・システムを活用する職場の選定 新人看護師は、ペアで実践する事に難色を示すことがあります。 それは、そのペアの相方です。 先輩看護師によっては性格が合わないというケースもあります。 このような時に、上手くこのシステムが活用できず、ストレスの原因となる場合があります。 そして、出来る看護師が先先仕事を終わらせてしまい、新人看護師はそのあとを追うだけで何もできなかったという現実もあります。 このようなシステム体制では、新人看護師のスキルアップや成長は望めません。 よって、パートナーシップ・ナーシング・システムを導入している医療現場では、ある程度の実績や経験をもって、本当に稼働しているかどうかを見極めて就職する必要があります。 この方式が良いと言われているため、導入しているという医療現場も少なくありません。 パートナーシップ・ナーシング・システムに対する深い認識と、活用マニュアルの整備がなされた現場出ないと、新人看護師の良い教育は期待できないでしょう。 そして、二人組一で看護実戦をするという点で、新人看護師にも気の緩みや甘えが生じる場合があります。 教育を受ける新人看護師自体が、積極的に学びたい、実践したい、教えを乞いたいとの思いが無ければ、パートナーシップ・ナーシング・システムでの学びや、能力開発は困難と言えるでしょう。 一度でも転職を考えたことがある新人看護師さんへ• 今の職場に不満がある• 将来やりたい看護がある• 新人としてのスタートに失敗したのでやり直したい こういった現状で転職の可能性が少しでもあるなら、 早めの行動を起こすことが大切です! そこで今すぐ活用できるのが 『看護師専門の求人サイト』です。 実績上位の2~3サイトに無料登録しておけば、 全国の求人のほぼすべてを見ることが出来ます。 そして、いざ応募する段階になったら、アドバイザーによる 採用率アップのためのサポートを受けることができます。 今すぐの転職ではなくても、まずここで情報収集をスタートさせておくと、後々の仕事探しが断然スムーズになります! 看護師専門求人サイトの登録・利用はすべて 無料です。 利用者満足度96%以上を毎年キープしている人気No. 1の定番求人サイト。 定着率の高い求人が厳選されているので、第二新卒看護師でも安心!求人のバリエーションも豊富なので、「病院以外の職場」にチャレンジしてみたい方にもおすすめです。 膨大な求人保有数が強みの求人サイト。 常勤と非常勤のどちらの求人もバランス良く揃っているので、働き方の選択肢を増やしたい方におすすめです。 親身なサポートが評価されている求人サイト。 あせらずにじっくり転職活動を進めて行きたい方におすすめです。

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現実はキビしい?PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)で働くナースの本音

パートナーシップ ナーシング システム

第2979号 2012年5月28日 【特集】 「自己完結型」から「二人三脚」の看護へ パートナーシップ・ナーシング・システム では,年間のパートナーや日々のペアとなった看護師が,双方の受け持ち患者に関するすべての事柄を確認し,情報交換を行いながら二人三脚で看護を進める看護提供方式を開発。 超過勤務・オカレンスの減少や人材育成など,さまざまな効果を挙げており,全国の病院から注目を集めている。 本紙では,最初にこの方式を導入した福井大病院消化器外科病棟を取材した。 朝8時半。 日勤の看護師が消化器外科病棟のナースステーションに集合し,その日の担当患者の割り振りや指示受けの確認を行う。 その後,看護師が2人1組のペアとなって患者ラウンドが始まった。 看護師2人ペアでの患者ラウンド。 「対等な立場」がPNSの原則であり,役割分担は臨機応変だ。 【写真左】一方が患者をアセスメントする間に,他方が記録を入力する。 記録をベッドサイドで終えることができる上,観察内容の不足がないかのダブルチェックにもなる。 【写真右】ベッドへの移乗介助も2人で力を合わせれば容易となる。 「血液培養を取ったほうがいいかな?」。 Aは引き続き脈拍や呼吸数を測りつつ,電子カルテに記録を入力するペア看護師のBに意見を求める。 Aが備品の用意,Bは主治医への連絡と役割を決め,血液培養の準備に入った。 「もう家に帰りたい。 昨夜からずっと悩んでいた」。 癌手術後で抗癌薬治療中の患者が,バイタル測定中の看護師Cにそう打ち明けた。 ペア看護師のDが記録を取る間,Cは患者の話を聞くことに集中する。 息子が午前中に来るので,誰か一緒に話を聞いてほしいのだという。 Cは,自分がその場に同席することを約束。 さらに,主治医による午後の回診の際には,午前中の話し合いの結果を踏まえて一緒に相談しようと伝えた。 こうした時間帯の看護業務は,Dにすべて頼むことにした。 スタッフ同士でのパートナー選定と「補完の三重構造」 2人の看護師で複数の患者を受け持つ。 これは,2009年に福井大病院が独自に開発した看護方式で,パートナーシップ・ナーシング・システム(Partnership Nursing System;以下,PNS)と呼ばれる( 図1)。 当初は消化器外科病棟で始まった試みであったが,2011年より,看護部目標として全部署に拡大。 それまでのプライマリーナーシング方式からPNSに切り替えた。 同院において,PNSは次のように定義される。 「看護師が,安全で質の高い看護を共に提供することを目的に,副看護師長を核(コア)としたグループの中で,互いに良きパートナーとして,対等な立場で,互いの特性を活かし,相互に補完し協力し合って,その責任と成果を共有する」。 図1 パートナーシップ・ナーシング・システム 従来の看護提供方式はいずれも「看護師が1人で複数の患者を受け持つ」ことに違いはない(左)。 福井大病院のパートナーシップ・ナーシング・システムでは「2人の看護師で複数の患者を受け持つ」(右)。 この場合,担当患者数は倍になるが,「看護師の経験や力量によって患者の観察・状況判断に差が出る」といった問題点は解消される。 では,PNSの実際をみていこう。 まずパートナーの選定に当たっては,年度末にスタッフが集合し,年間を通してパートナーとなる同僚を選ぶ。 師長の指示ではなく,スタッフ同士が公の場でパートナーを選ぶのがユニークなところだ。 パートナーの特性や能力をうまく活かしながら,「1+1」が2以上となる相乗効果を狙っているという。 ただ,看護師にはそれぞれに夜勤や休みがあり,パートナーが毎日一緒に勤務するわけではない。 そこで大事なのが,パートナーシップを補完するグループ作りだ。 副看護師長を核としたグループを形成。 力量・経験年数・役割などを踏まえ,パートナー同士を各グループに振り分ける( 図2)。 そして日々の看護はもちろんのこと,病棟内の係の仕事から委員会活動に至るまで,あらゆる業務をグループ内で補完する。 つまり,個人をパートナーが,パートナーをグループが補完するという「補完の三重構造」を形成するのだ。 具体的には,毎日の割り振りは以下の優先順位で決まる。 1)年間のパートナー同士がペアとなり,お互いが受け持つ患者を共に担当する。 2)年間のパートナーが不在の場合は,所属する副看護師長グループ内の看護師とペアとなり,お互いが受け持つ患者と,不在であるパートナーの受け持ち患者も担当する( 図3)。 3)所属する副看護師長グループの看護師が出勤していないときは,他の副看護師長グループのメンバーとペアとなり,自分と自分のパートナーの受け持ち患者と,ペアになった看護師が受け持つ患者を共に担当する。 図2 パートナーシップを補完するグループづくり 副看護師長を核としたグループを形成し,個人をパートナーが,パートナーをグループが補完するという「補完の三重構造」を形成する。 図3 患者割り振りの一例 看護師Aは不在で,その年間パートナーのaが勤務する場合。 看護師aはその日,所属する副看護師長グループ内の看護師Bとペアになり,お互いが受け持つ患者(a3人+B3人)と,不在であるパートナーの受け持ち患者(A3人+b1人)の計10人を2人で担当する。 疲弊する看護現場にイノベーションを 福井大病院がPNSを構築した背景には,急性期医療の変化に伴う看護労働環境の厳しい実態があった。 看護師の経験年数がさまざまで,受け持ち患者以外の担当患者が日によって異なる状況では,患者の観察・状況判断や終業時間に大差が出てしまう。 患者の巡視は担当看護師に一任されるため業務状況の把握が難しく,指導やサポートも行き届かない。 7対1看護で若手看護師が増加し,この傾向は一層顕著となった。 【写真左】毎日の定時カンファは13時半から。 午前の回診で気になった患者の状態を各自が報告し,その後のスムーズな引き継ぎにつなげる。 【写真右】PNS発案者の上山香代子師長。 福井大病院の消化器外科病棟においても,PNSの導入前は早朝出勤・超過勤務は当たり前。 「日勤になると,朝早く来て,何時に帰れるかもわからない」「消化器外科病棟は仕事がきついから,新人を回せない」。 そんな声が院内では聞かれた。 「スタッフが疲弊し,病棟に重苦しい雰囲気が漂っていた」。 消化器外科病棟看護師長で,PNS発案者の上山香代子氏はそう振り返る。 「やりがいのある職場環境をつくりたい。 後輩たちの憧れとなる看護師を育てたい。 看護現場にイノベーションを起こそう」。 決意を固めた上山氏が参考にしたのが,当時通信制大学において経営論やコミュニティ・マネジメント論を学ぶうちに知った「パートナーシップ」という概念だ。 PNSの原案を病棟スタッフに提案し,ひと月も経たないうちに導入に踏み切った。 移行期の混乱を経て現れた成果 しかし当初は,不満やとまどいの声の連続だった。 2人1組なので担当患者は倍増し,先輩看護師の負担感が増した。 若手看護師からも,「先輩によってやり方が違うのでやりづらい」との声が聞かれた。 成果が出始めたのは,実践を積み重ねて半年ほど経過したころだ。 まず,ペア同士で互いの看護実践を学び,レベルアップが図れるようになった。 経験の浅い看護師にとっては,先輩看護師の処置,患者との接し方や観察ポイントをベッドサイドで学ぶことができる。 「わからなければその場で相談できる」という安心感が増すことによって,それまでは自信がなかった重症患者の受け持ちも可能となった。 一方で,経験豊富な看護師も後輩にみられることで緊張感が増し,看護実践が丁寧になった。 以前は寝衣や腹帯が多少汚れていても「後で替えればいい」という感覚のスタッフもいたが,手を抜かずその場で処理するようになった。 ダブルチェック体制になるのでオカレンスは減少し,医療安全面でも効果的だった。 また,受け持ち患者数が倍増したにもかかわらず,超過勤務時間は減少していった( 図4)。 以前は患者の要望や急変時対応,処置に使う物品の不足などが起こるたびに業務が中断していたが,ペアとなった看護師のどちらかが対応することで業務が効率化。 さらには,残業の主要因だった看護記録をベッドサイドで済ませてしまうことができるので,夕方にナースステーションで記録を書く光景が消えた。 日勤者は定時上がりが当たり前。 終業時刻がはっきりするので,育児中の看護師の職場復帰も容易になったという。 図4 日勤帯における超過勤務時間の変化 数字は消化器外科病棟スタッフ全員の合計(委員会活動等は除く)。 PNS導入後,日勤帯(8:30-17:15)の残業時間は激減。 そして何より,看護師間のコミュニケーションが増し,病棟に活気が出てきた。 「患者さんの言動をパートナーと分かち合える」「パートナーからの感謝の言葉を励みに頑張ることができる」。 患者からも,「以前入院したときは,看護師さんは忙しそうで頼みづらかったが,今は気兼ねなく頼める」との声が聞かれるようになった。 全病棟,そして全国へと展開 福井大病院では前述のとおり,消化器外科病棟で始めたPNSを,2011年からは全病棟に拡大している。 これに際しては,院内の人事交流でスタッフが消化器外科病棟に配属され,2-3週間かけてPNSの実際を学んだ。 また,PNSの全面導入によってプリセプターシップを廃止。 プリセプター/プリセプティの関係を超え,病棟全体で新人を育てていく方針を明確にし,3年目以上の看護師全員に「パートナー研修」という院内研修の受講を課している。 同院では現在,他病院からのPNSの見学を受け付けている。 大学病院だけでも11病院が視察に訪れるなど,全国から申し込みが相次いでおり,一部の病院では既にPNSを導入している。 そのうちのひとつ,京大病院では昨年12月に最初の病棟で試行し,現在では5病棟でPNSを導入。 3交代制から2交代制(12時間勤務)への移行と労働環境の整備を同時並行で進めるには超過勤務削減が不可欠との判断で導入したところ,当該5病棟の超過勤務は他病棟と比べて顕著に減少したという。 PNSの2人1組という単位は,7対1の看護体制ならば最適の解になるのではないか」と手応えを語る。 「急変対応や物品の補充のたびに看護が中断される」「先輩には仕事を頼みづらい。 わからないことも聞きづらい」「記録が日中に終わらずいつも残業になってしまう」……。 これらは疲弊する医療現場で働く看護師ならば誰もが抱える悩みであり,管理者にとっては解決の糸口を見つけるのが難しい問題であろう。 看護師の労働環境に大きな変革をもたらす可能性のあるPNSを,一度試してみる価値はあるのではないだろうか。 PNS導入に当たって費用はかからず,必要なのは「変革の意思」と「業務の工夫」のみである。 福井大学医学部附属病院(和田有司病院長) 600床。 平均在院日数15. 職員数1263人(看護職員626人)。 2007年6月に7対1入院基本料算定開始。 看護部は現在,全病棟が2交代制(12時間勤務)。 2008年からは新人看護師のローテーション制度(最初は各病棟をローテートし,病棟への正式配属は1年目の12月)を導入し,新人離職率の激減に成功している。

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