背中 に あっ た 翼 は 歌詞。 Togetherの歌詞

#1 背中にあった翼は君とともに無くした

背中 に あっ た 翼 は 歌詞

まず、一番初めに、[君]はしんでいます。 背中にあった翼=約束でしょう。 [君]が死んでしまったため[君]と共に無くしたのでしょう そして、後半の 背中にあった翼は今やもう必要ない ですが。 恐らく[僕]も死んでいます。 最後の雫が落ちてく の後に 突然夜が弾けた光が空にとびちったたまらず閉じた瞼を開けるとそこに君がいた ですね。 恐らくこの時に[僕]は死んでいます。 何で死んだって言えるの? と思うでしょう。 1番に戻りましょう。 僕がいなくても地球は周り続ける 君がいないなら僕の朝はもうやってこない わかりますね? 僕がいなくても地球は周り続ける=自分はいなくてもいいんだと言う心情が表されています。 君がいないなら僕の朝はもうやってこない=[君]がいなくなったため夜にはしんでいるという意味。 これがしんだ夜です。 光が空に飛びちった=死んで君がいる世界に逝ったため朝が来た。 こーゆーことでしょう。 背中にあった翼は今やもう必要ない =もう会えて約束を果たしたのでしょう。 最後の洗いたての太陽が僕らを優しく照らしてるこれからは大地を踏みしめて君をだいて歩いて行こう これは結婚し、太陽が祝福してくれているかのような表現です。 そしてこれからは大地を踏みしめて は堂々としているのがうかぶとおもいます。 君をだいて歩いて行こう 堂々と君をだいて歩いて行こう まとめると 翼=結婚するという約束 しかし結婚する前に彼女はしんだ。 そのため自分も死に、あの世で彼女と結婚。 そのため、翼は必要ないとなった。 1番、2番のaメロbメロでは死ぬ前の[僕]の様子が描かれています。 このストーリーはアニメの主題歌にもなった獣の奏者と似ていますね。 あくまで予想ですが一番説得力あるとおもいます! あと、僕も雫大好きです! 何かあれば補足に。

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MONKEY MAJIK Together 歌詞

背中 に あっ た 翼 は 歌詞

[chapter:雫] 背中にあった翼は君とともに無くした 飛べた頃の記憶は擦り傷のようには消えてくれない 君を取り戻す そればかり考えていた 時の濁流に押し流されてしまわぬよう 思い出は何も語らない すがりつくあてもない 残った涙はあと少し きっと君には届かない 最後の雫が落ちていく 突然夜がはじけた 光が空に飛び散った 洗いたての太陽が僕らを優しく照らしている 君を抱いて歩いていこう [newpage] [chapter:背中にあった翼は君と共に無くした] 姉であるカムイが初めて的に10本の矢を当てた時。 それはタクミにとって、忘れられない時だった。 ありったけの勇気を振り絞って、カムイに真実と気持ちを伝えて。 半分諦めていたのに、姉であったカムイは笑顔でそれに応えてくれた。 あれほど嬉しかったことが今まであっただろうか。 そうして、二人は結ばれた。 これはそんな二人の物語。 まだ寒さの残る、ある春の朝のことだった。 「カムイ~。 カムイ姉さーん。 」 タクミの呼ぶ声がした。 「タクミさん、私ならここですよ!」 戦術書を読む手を止めて勢いよく部屋の障子を開けると、目の前にタクミがいた。 「わっ!……びっくりするじゃないか。 」 「あら、ごめんなさい。 ところで、私に何か用ですか?」 「え? ああ、うん。 今から一緒に狩りに行かないかなって思ってさ。 姉さん、最近弓聖にクラスチェンジしただろ?鍛錬も兼ねてどう?」 「わぁ、いいですね! おやつの時間までに帰ってこれますか?」 「うまくいけば帰れるけど。 何かあるの?」 「はい!今日のおやつは姉さんたちとサクラさん、エリーゼさんでお茶会なんです。 」 「ふーん。 まあいいんじゃないの? 行くのなら支度してきて。 」 「はい、ちょっと待ってて下さいね!」 支度を終えて、タクミとカムイは出発した。 すると、タクミはいつも使うキャッスル内の狩りの森ではなく、星界の出入り口の方へ向かった。 「タクミさん?狩りの森はあっちですよ?」 「分かってるよ。 あの森はこの間結構大規模な狩りをしたからね。 違う所で狩りをしないと獣がいなくなってしまう。 」 「そうなんですね…。 」 「これぐらい狩人の常識だよ?」 「……頑張って精進します。 」 結ばれてもなお、相変わらずつっけんどんな態度のタクミにカムイは苦笑した。 二人は星界の出入り口をくぐり抜けて、白夜の暗夜との国境近くの山に出た。 「カムイ!そっち行ったよ!」 「はい!」 タクミに茂みから追い出された鹿が森の中を駆けてゆく。 カムイは鹿の進路を弓で巧妙に断ち、罠が仕掛けてある方へと追い込んでいく。 思惑通り、鹿は落とし穴にすぽっとはまり、身動きが取れなくなった。 「タクミさん!今です!」 「分かってる!………当たれっ!!」 タクミの風神弓から放たれた矢は見事鹿の急所に当たり、鹿は動かなくなった。 カムイが頬を林檎のように染め、息を切らしながらもこちらへとやってきた。 「やりましたね!タクミさん!」 「まあ、どうってことないよ。 」 タクミは鹿を落とし穴から引き上げる。 よく肥えていて、ずっしりとした重さが手に伝わってきた。 これなら今日は軍の全員に行き渡るだけの鹿鍋が作れそうだ。 手早く血抜きをして処理をしてしまうと、袋に入れて担ぎ上げる。 「これでよし、と。 カムイ、星界に帰るよ。 」 返事がない。 「ねえ、聞いてるの?」 そう言って振り向くと、カムイが見た事のないような厳しい顔をしていた。 「カムイ?一体どうし……」 その時、タクミもカムイが気づいていたものにようやく気づいた。 何かに周りを囲まれている。 しかも、かなりの数である。 「………ノスフェラトゥのようですね。 」 「みたいだね。 まさか、まだ残っていたなんて……」 「タクミさん、戦えますか。 」 「数が多過ぎる。 牽制しながら一気に突破しよう。 」 ノスフェラトゥはざっと見ただけでも30体近くはいる。 軍の中でも屈指の戦闘力を誇る二人でも、さすがにこれは捌ききれない。 それに、タクミの風神弓の力があれば、森の中でも疾風のように走れる。 そう考えた上での打算だった。 「三つ数えたら動いて。 」 「分かりました。 」 タクミはノスフェラトゥたちの気配を探る。 「3、2、1……」 二人の弓弦が鳴った。 [newpage] 「はぁ、はぁ………」 幾度となく響く弓弦の音だけ、ノスフェラトゥが物も言わず倒れてゆく。 二人の息は何も言わなくてもぴったりで、見事な連携を見せていた。 しかし、ここまで駆け続けに駆けてきたせいで、風神弓を持つタクミはまだしも、カムイの息はかなり上がっていた。 「はぁ……タクミ、さん……はぁ…はぁ…」 「あと少しだから、頑張って…カムイ……!」 もう少しで、星界の門へたどり着く。 ノスフェラトゥは際限なく湧いてきていて、カムイのすぐ後ろまで迫ってきていた。 もう余裕はない。 星界の門が見えた、その瞬間だった。 「ガアアアアアッ!」 タクミのすぐ目の前に、ノスフェラトゥが現れた。 弓聖のタクミには、もう反撃できない間合いまで入り込まれている。 (まずい、間に合わない…!) 咄嗟に受け身を取ろうとすると、後ろから飛んできた矢がノスフェラトゥの首に突き刺さっていた。 後ろにいたカムイがタクミを助けようと射た矢だった。 弓聖だったから、タクミを襲ったノスフェラトゥがちょうど射程内だったのである。 しかしそれは、矢を射るその一瞬、大きな隙を生み出すということも意味していた。 それでノスフェラトゥには十分だった。 「ゴオオオオッ!」 それは、振り向いたタクミの目にまるでスローモーションのように映った。 無防備になった背中を襲われたカムイは、まともな受け身も取れないまま、ノスフェラトゥの拳に殴り飛ばされた。 カムイの身体はふわりと浮いて、美しい四肢をはらりと投げ出したその体勢のままーーーー 横の崖に落ちた。 タクミの中で、感情の糸が焼き切れた。 それからは、何をどうしたのかタクミ自身何も覚えてはいない。 気づけば、周りにはノスフェラトゥの死骸が累々と重なっていて、腕にはぐったりとして意識のないカムイを抱きかかえ、星界の門へと駆けていた。 星界では、サァァ……と霧雨が降っていた。 その中を傷だらけの状態で走り抜けていくタクミに、途中何人もの仲間が声を掛けてくるが、タクミの耳には入っていなかった。 目指していた天幕に転がりこむと、天幕に響く悲鳴を余所に、タクミは意識を手放した。 [newpage] ふっと目が覚めると、そこには見慣れたマイルームの天井があった。 横を見れば、妹のサクラがこっくりこっくり、船を漕いでいる。 サクラの目の下には結構くっきりと隈が出来ていて、ぼんやりと何故サクラは布団で寝ないのだろうか、と思った。 しかし、タクミの意識は気を失う前のことを思い出したとたん、一気に覚醒した。 「カムイっ!!!」 飛び起きたタクミの背に、痛みが走る。 「……っ!」 その声で目が覚めたらしいサクラが、慌てて止めてきた。 「兄様!まだ動いてはだめです!」 「サクラ………カムイは……?」 「とりあえず容体は安定していますけど、かなり酷い状態です。 今はエリーゼさんが付いてくれていますが…… タクミ兄様も、背中の切り傷が酷くて…… あれからもう3日が経っています。 」 「3日!?」 「はい……。 皆さん、とても心配なさっていました。 タクミ兄様、一体何があったんですか? 二人とも目を覚まさないので、知りようがなかったんです。 身体に触らない範囲で、ゆっくりでいいですから、教えて下さい……!」 ==================== 「そうだったんですね。 だから姉様はあんな傷を……。 」 「サクラ、カムイに会わせて。 」 「申し訳ないんですが、無理です。 兄様の傷はまだ塞がってませんし、せめて抜糸をするまで、安静にしていないとだめです。 祓串で大分治ってはいますが、正直、もうだめかと思ってしまうほど、傷は酷かったんです。 だから……」 ポロポロと涙をこぼし始めた妹を見て、タクミは申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまった。 きっとエリーゼと治療を行っている間、気が気ではなかったのだろう。 他のきょうだい達も然りだ。 「……わかったよ、安静にしてるから。 」 「! はい、ありがとうございます……! そうだ、兄様、お腹減ってますよね? 何か食べるもの持ってきますね。 」 サクラはたたっ、と部屋から駆け出していった。 きっと他のきょうだい達にもタクミが目覚めたことを知らせてくるのだろう。 今度は背中の傷が痛むことのないよう、ゆっくりと布団に身を沈めた。 また強い睡魔が襲ってくる。 (カムイ…………どうか無事でいて…………) タクミの意識はまたゆっくりと沈んでいった。 [newpage] タクミが目覚めてからさらに数日が経った。 背中の傷の抜糸もしてもらい、サクラから動いてもいいと許しが出るやいなや、タクミはカムイが眠っているという部屋に向かった。 ノックをする時間すら惜しくて、ドアを開く。 「カムイ!」 「わわっ! なあんだ、タクミさんかぁ。 」 部屋ではエリーゼが、カムイの包帯を取り替えているところだった。 「………エリーゼ王女、カムイは?」 「うん、よく寝てるよ。 傷もふさがって来てて、これならそう遠くないうちに目が覚めると思う。 」 「そうか……ありがとう、エリーゼ王女。 」 「ううん、大丈夫だよ!タクミさんはお姉ちゃんのそばにいてあげて。 」 タクミさん、お姉ちゃんの旦那さんだし! じゃあね!と笑って、エリーゼは部屋から出ていき、タクミはカムイと部屋に二人きりになった。 祓串やライブの杖でも完全には治らなかったのか、頭に巻かれた包帯が痛々しい。 しかし他は傷一つない滑らかな白磁の肌で、とても大怪我をしたようには見えなかった。 「カムイ………」 そっと顔に触れた。 目覚めないまま既に一週間近くが経とうとしているからか、少しやつれてしまっているように思えた。 横に置かれた、手をとる。 剣や弓を使って、誰よりも沢山戦ってきたその手は信じられないくらいに小さくて、柔らかかった。 「ごめん………… 本当に…………ごめんね……」 タクミの目から雫が一つ、こぼれ落ちた。 [newpage] ふと、目が覚めた。 着物の裾に雫のあとがついているのが目に入ってきた。 どうやら自分は情けないことに泣きながら寝てしまったらしい。 顔を上げれば、カムイがすぅ……と寝息をたてて静かに眠っていた。 入ってくる太陽の光で部屋は橙に染まっていて、もう日暮れが近いことを教えてくれた。 この部屋に来てかなり時間が経ってしまっている。 夕餉にそろそろ呼ばれる頃だろうが、やっとカムイの顔を見れたのだ、名残惜しさでなかなか部屋を離れようという気になれなかった。 そうして迷ううち、橙色は一層深みを増して部屋を染めてゆく。 橙が一際濃くなった瞬間だった。 カムイの瞼が微かに動いた。 「!!」 重たげに、気だるげに、ゆっくりとカムイの瞼が開かれる。 タクミの方を見ると、片手をついて起き上がろうとした。 「カムイ!」 驚き慌てて、タクミがカムイを介抱する。 抱き起こしてあげると、じっと見つめられた。 紅玉の瞳に映っている自分自身と目があった。 タクミはたまらなくなってそっとその存在を確かめるようにカムイを抱きしめた。 「よかった………もう目覚めてくれないんじゃないかって心配したんだからね………!」 すると、カムイはタクミの両肩に手をついて、そっと押してきた。 「カムイ?」 行動の意味を汲みかねて、タクミはカムイを抱きしめたまま固まる。 もう一度、強く肩を押されて、ようやく離して欲しいのだとタクミは気づいた。 離してやると、カムイは目の遣りようがないとでもいうように、そわそわと落ち着かない。 「………カムイ? どうしたの?」 もう一度問いかけると、カムイは揺れ動く不安げな瞳をこちらに向けて、言った。 「あなた………誰ですか?」 [newpage] はい、とりあえずここまで~! 駄文失礼します、mokonaです。 この前久しぶりに上橋菜穂子さんの『獣の奏者』を読んでたらこの小説のアイデアが降ってきました。 というわけで初めてのシリーズものに手を出してしまいまして。 構造考えてたんですが、途中で面倒になって今まで通りの一発書きスタイルになってしまいました。 実は前回投稿してからずっとこれにかかりきってて、ようやく一本出来上がったところなのです。 カレンダー見たら三週間以上経ってました。 時間って怖い。 このシリーズはちゃんと連載していきますが、超のつく亀更新であることをご了承ください。 ここまで読んでくださり、ありがとうございます! コメント、評価いただけたら嬉しいです! ではまた次の機会に。 2016. 29 mokona.

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スキマスイッチ 雫 歌詞

背中 に あっ た 翼 は 歌詞

[chapter:雫] 背中にあった翼は君とともに無くした 飛べた頃の記憶は擦り傷のようには消えてくれない 君を取り戻す そればかり考えていた 時の濁流に押し流されてしまわぬよう 思い出は何も語らない すがりつくあてもない 残った涙はあと少し きっと君には届かない 最後の雫が落ちていく 突然夜がはじけた 光が空に飛び散った 洗いたての太陽が僕らを優しく照らしている 君を抱いて歩いていこう [newpage] [chapter:背中にあった翼は君と共に無くした] 姉であるカムイが初めて的に10本の矢を当てた時。 それはタクミにとって、忘れられない時だった。 ありったけの勇気を振り絞って、カムイに真実と気持ちを伝えて。 半分諦めていたのに、姉であったカムイは笑顔でそれに応えてくれた。 あれほど嬉しかったことが今まであっただろうか。 そうして、二人は結ばれた。 これはそんな二人の物語。 まだ寒さの残る、ある春の朝のことだった。 「カムイ~。 カムイ姉さーん。 」 タクミの呼ぶ声がした。 「タクミさん、私ならここですよ!」 戦術書を読む手を止めて勢いよく部屋の障子を開けると、目の前にタクミがいた。 「わっ!……びっくりするじゃないか。 」 「あら、ごめんなさい。 ところで、私に何か用ですか?」 「え? ああ、うん。 今から一緒に狩りに行かないかなって思ってさ。 姉さん、最近弓聖にクラスチェンジしただろ?鍛錬も兼ねてどう?」 「わぁ、いいですね! おやつの時間までに帰ってこれますか?」 「うまくいけば帰れるけど。 何かあるの?」 「はい!今日のおやつは姉さんたちとサクラさん、エリーゼさんでお茶会なんです。 」 「ふーん。 まあいいんじゃないの? 行くのなら支度してきて。 」 「はい、ちょっと待ってて下さいね!」 支度を終えて、タクミとカムイは出発した。 すると、タクミはいつも使うキャッスル内の狩りの森ではなく、星界の出入り口の方へ向かった。 「タクミさん?狩りの森はあっちですよ?」 「分かってるよ。 あの森はこの間結構大規模な狩りをしたからね。 違う所で狩りをしないと獣がいなくなってしまう。 」 「そうなんですね…。 」 「これぐらい狩人の常識だよ?」 「……頑張って精進します。 」 結ばれてもなお、相変わらずつっけんどんな態度のタクミにカムイは苦笑した。 二人は星界の出入り口をくぐり抜けて、白夜の暗夜との国境近くの山に出た。 「カムイ!そっち行ったよ!」 「はい!」 タクミに茂みから追い出された鹿が森の中を駆けてゆく。 カムイは鹿の進路を弓で巧妙に断ち、罠が仕掛けてある方へと追い込んでいく。 思惑通り、鹿は落とし穴にすぽっとはまり、身動きが取れなくなった。 「タクミさん!今です!」 「分かってる!………当たれっ!!」 タクミの風神弓から放たれた矢は見事鹿の急所に当たり、鹿は動かなくなった。 カムイが頬を林檎のように染め、息を切らしながらもこちらへとやってきた。 「やりましたね!タクミさん!」 「まあ、どうってことないよ。 」 タクミは鹿を落とし穴から引き上げる。 よく肥えていて、ずっしりとした重さが手に伝わってきた。 これなら今日は軍の全員に行き渡るだけの鹿鍋が作れそうだ。 手早く血抜きをして処理をしてしまうと、袋に入れて担ぎ上げる。 「これでよし、と。 カムイ、星界に帰るよ。 」 返事がない。 「ねえ、聞いてるの?」 そう言って振り向くと、カムイが見た事のないような厳しい顔をしていた。 「カムイ?一体どうし……」 その時、タクミもカムイが気づいていたものにようやく気づいた。 何かに周りを囲まれている。 しかも、かなりの数である。 「………ノスフェラトゥのようですね。 」 「みたいだね。 まさか、まだ残っていたなんて……」 「タクミさん、戦えますか。 」 「数が多過ぎる。 牽制しながら一気に突破しよう。 」 ノスフェラトゥはざっと見ただけでも30体近くはいる。 軍の中でも屈指の戦闘力を誇る二人でも、さすがにこれは捌ききれない。 それに、タクミの風神弓の力があれば、森の中でも疾風のように走れる。 そう考えた上での打算だった。 「三つ数えたら動いて。 」 「分かりました。 」 タクミはノスフェラトゥたちの気配を探る。 「3、2、1……」 二人の弓弦が鳴った。 [newpage] 「はぁ、はぁ………」 幾度となく響く弓弦の音だけ、ノスフェラトゥが物も言わず倒れてゆく。 二人の息は何も言わなくてもぴったりで、見事な連携を見せていた。 しかし、ここまで駆け続けに駆けてきたせいで、風神弓を持つタクミはまだしも、カムイの息はかなり上がっていた。 「はぁ……タクミ、さん……はぁ…はぁ…」 「あと少しだから、頑張って…カムイ……!」 もう少しで、星界の門へたどり着く。 ノスフェラトゥは際限なく湧いてきていて、カムイのすぐ後ろまで迫ってきていた。 もう余裕はない。 星界の門が見えた、その瞬間だった。 「ガアアアアアッ!」 タクミのすぐ目の前に、ノスフェラトゥが現れた。 弓聖のタクミには、もう反撃できない間合いまで入り込まれている。 (まずい、間に合わない…!) 咄嗟に受け身を取ろうとすると、後ろから飛んできた矢がノスフェラトゥの首に突き刺さっていた。 後ろにいたカムイがタクミを助けようと射た矢だった。 弓聖だったから、タクミを襲ったノスフェラトゥがちょうど射程内だったのである。 しかしそれは、矢を射るその一瞬、大きな隙を生み出すということも意味していた。 それでノスフェラトゥには十分だった。 「ゴオオオオッ!」 それは、振り向いたタクミの目にまるでスローモーションのように映った。 無防備になった背中を襲われたカムイは、まともな受け身も取れないまま、ノスフェラトゥの拳に殴り飛ばされた。 カムイの身体はふわりと浮いて、美しい四肢をはらりと投げ出したその体勢のままーーーー 横の崖に落ちた。 タクミの中で、感情の糸が焼き切れた。 それからは、何をどうしたのかタクミ自身何も覚えてはいない。 気づけば、周りにはノスフェラトゥの死骸が累々と重なっていて、腕にはぐったりとして意識のないカムイを抱きかかえ、星界の門へと駆けていた。 星界では、サァァ……と霧雨が降っていた。 その中を傷だらけの状態で走り抜けていくタクミに、途中何人もの仲間が声を掛けてくるが、タクミの耳には入っていなかった。 目指していた天幕に転がりこむと、天幕に響く悲鳴を余所に、タクミは意識を手放した。 [newpage] ふっと目が覚めると、そこには見慣れたマイルームの天井があった。 横を見れば、妹のサクラがこっくりこっくり、船を漕いでいる。 サクラの目の下には結構くっきりと隈が出来ていて、ぼんやりと何故サクラは布団で寝ないのだろうか、と思った。 しかし、タクミの意識は気を失う前のことを思い出したとたん、一気に覚醒した。 「カムイっ!!!」 飛び起きたタクミの背に、痛みが走る。 「……っ!」 その声で目が覚めたらしいサクラが、慌てて止めてきた。 「兄様!まだ動いてはだめです!」 「サクラ………カムイは……?」 「とりあえず容体は安定していますけど、かなり酷い状態です。 今はエリーゼさんが付いてくれていますが…… タクミ兄様も、背中の切り傷が酷くて…… あれからもう3日が経っています。 」 「3日!?」 「はい……。 皆さん、とても心配なさっていました。 タクミ兄様、一体何があったんですか? 二人とも目を覚まさないので、知りようがなかったんです。 身体に触らない範囲で、ゆっくりでいいですから、教えて下さい……!」 ==================== 「そうだったんですね。 だから姉様はあんな傷を……。 」 「サクラ、カムイに会わせて。 」 「申し訳ないんですが、無理です。 兄様の傷はまだ塞がってませんし、せめて抜糸をするまで、安静にしていないとだめです。 祓串で大分治ってはいますが、正直、もうだめかと思ってしまうほど、傷は酷かったんです。 だから……」 ポロポロと涙をこぼし始めた妹を見て、タクミは申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまった。 きっとエリーゼと治療を行っている間、気が気ではなかったのだろう。 他のきょうだい達も然りだ。 「……わかったよ、安静にしてるから。 」 「! はい、ありがとうございます……! そうだ、兄様、お腹減ってますよね? 何か食べるもの持ってきますね。 」 サクラはたたっ、と部屋から駆け出していった。 きっと他のきょうだい達にもタクミが目覚めたことを知らせてくるのだろう。 今度は背中の傷が痛むことのないよう、ゆっくりと布団に身を沈めた。 また強い睡魔が襲ってくる。 (カムイ…………どうか無事でいて…………) タクミの意識はまたゆっくりと沈んでいった。 [newpage] タクミが目覚めてからさらに数日が経った。 背中の傷の抜糸もしてもらい、サクラから動いてもいいと許しが出るやいなや、タクミはカムイが眠っているという部屋に向かった。 ノックをする時間すら惜しくて、ドアを開く。 「カムイ!」 「わわっ! なあんだ、タクミさんかぁ。 」 部屋ではエリーゼが、カムイの包帯を取り替えているところだった。 「………エリーゼ王女、カムイは?」 「うん、よく寝てるよ。 傷もふさがって来てて、これならそう遠くないうちに目が覚めると思う。 」 「そうか……ありがとう、エリーゼ王女。 」 「ううん、大丈夫だよ!タクミさんはお姉ちゃんのそばにいてあげて。 」 タクミさん、お姉ちゃんの旦那さんだし! じゃあね!と笑って、エリーゼは部屋から出ていき、タクミはカムイと部屋に二人きりになった。 祓串やライブの杖でも完全には治らなかったのか、頭に巻かれた包帯が痛々しい。 しかし他は傷一つない滑らかな白磁の肌で、とても大怪我をしたようには見えなかった。 「カムイ………」 そっと顔に触れた。 目覚めないまま既に一週間近くが経とうとしているからか、少しやつれてしまっているように思えた。 横に置かれた、手をとる。 剣や弓を使って、誰よりも沢山戦ってきたその手は信じられないくらいに小さくて、柔らかかった。 「ごめん………… 本当に…………ごめんね……」 タクミの目から雫が一つ、こぼれ落ちた。 [newpage] ふと、目が覚めた。 着物の裾に雫のあとがついているのが目に入ってきた。 どうやら自分は情けないことに泣きながら寝てしまったらしい。 顔を上げれば、カムイがすぅ……と寝息をたてて静かに眠っていた。 入ってくる太陽の光で部屋は橙に染まっていて、もう日暮れが近いことを教えてくれた。 この部屋に来てかなり時間が経ってしまっている。 夕餉にそろそろ呼ばれる頃だろうが、やっとカムイの顔を見れたのだ、名残惜しさでなかなか部屋を離れようという気になれなかった。 そうして迷ううち、橙色は一層深みを増して部屋を染めてゆく。 橙が一際濃くなった瞬間だった。 カムイの瞼が微かに動いた。 「!!」 重たげに、気だるげに、ゆっくりとカムイの瞼が開かれる。 タクミの方を見ると、片手をついて起き上がろうとした。 「カムイ!」 驚き慌てて、タクミがカムイを介抱する。 抱き起こしてあげると、じっと見つめられた。 紅玉の瞳に映っている自分自身と目があった。 タクミはたまらなくなってそっとその存在を確かめるようにカムイを抱きしめた。 「よかった………もう目覚めてくれないんじゃないかって心配したんだからね………!」 すると、カムイはタクミの両肩に手をついて、そっと押してきた。 「カムイ?」 行動の意味を汲みかねて、タクミはカムイを抱きしめたまま固まる。 もう一度、強く肩を押されて、ようやく離して欲しいのだとタクミは気づいた。 離してやると、カムイは目の遣りようがないとでもいうように、そわそわと落ち着かない。 「………カムイ? どうしたの?」 もう一度問いかけると、カムイは揺れ動く不安げな瞳をこちらに向けて、言った。 「あなた………誰ですか?」 [newpage] はい、とりあえずここまで~! 駄文失礼します、mokonaです。 この前久しぶりに上橋菜穂子さんの『獣の奏者』を読んでたらこの小説のアイデアが降ってきました。 というわけで初めてのシリーズものに手を出してしまいまして。 構造考えてたんですが、途中で面倒になって今まで通りの一発書きスタイルになってしまいました。 実は前回投稿してからずっとこれにかかりきってて、ようやく一本出来上がったところなのです。 カレンダー見たら三週間以上経ってました。 時間って怖い。 このシリーズはちゃんと連載していきますが、超のつく亀更新であることをご了承ください。 ここまで読んでくださり、ありがとうございます! コメント、評価いただけたら嬉しいです! ではまた次の機会に。 2016. 29 mokona.

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